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☆実家の片付けのこと

Category : 旦那の実家の整理
緩和ケア病棟に移ったママは、その後少し元気になり、車いすに座れるまでになりました。ただ痴呆のため話していることはあやふやで、パパが亡くなったことも忘れているのか「今日もパパは来ないのね」と言ったりします。

癌ではありますが痛みがあるわけではないので「緩和」すべき治療がなく、緩和ケア病棟で出来ることもなく、そうなるとずっと入院はできないそうで、結局先日また介護ホームに戻りました。介護ホームだとまた何かあったときに病院に運ばれて・・・を繰り返すので、先生はホスピスという選択もあると言ってくれたのですがママが嫌がるので介護ホームに入りました。前にいたホームで同じ部屋で同室のおばあちゃんも同じなので戻ってきた感じですけどね。

でも見ているとホスピスも介護ホームも日常のケアとしては変わらないように感じます。介護ホームは少しアクティビティがあるようですが、それもママは長時間座ってられないし参加できません。そういう他の患者さんとの交流などがあるのはいいかもしれません。食事も食堂で食べますし(ママはベッドで食べてますけど)。

介護ホームに入るときに在宅緩和ケアを紹介してもらって、このエリアで在宅緩和ケア(介護ホーム等も含む)のチームがあってそこの先生が介護ホームに来てくれました。でもその先生もママの状況を見て緩和ケアチームが関わる案件ではないとのことで、お願いできないことになりました。もし対象であれば、週に2回ほど介護ホームに来てくれて様子を見てくれるそうです。

その在宅緩和ケアのチームは地域のお医者さん(かかりつけ医などで開業医をしている先生方)が中心となってチームを組んでいて、その先生方の中にママのかかりつけ医の先生も入っていました。ママのかかりつけ医の先生はママのことを突き放した感じもあり(ここ数年ママが電話ばかりして鬱陶しいんだと思います)その先生がそのチームにいるとなると先生もだし、ママも嫌がるかなあと思ったりもしていたのですが、結局なくなったのでそれはそれで良かったのかもしれません。

ママは体を起こす介助は必要ですが、ベッドの淵に自分の力で座っていられるぐらいにはなっていて、2週間ほど前に、もう今日か明日か・・・みたいにかなり危なかった時があったのですが、先生が言うにはあれは放射線治療の副作用が高齢で身体も弱っていたので長引いたんでしょうとのこと。今も危ない状況に変わりはありませんが、何かがあったら危ないというだけで何もなければ大丈夫だそうで、当面心配いりませんとのことでした。

旦那はホッとしてはいますが、気持ちは複雑なようです。ママとの会話はあまり成立せず、ママが話していることは時々とてもはっきりしているのですが、受け答えにはなっていなくて、旦那がAの話を問いかけてもママがBの話をずっとしているという状況。でもそのBの話の内容自体はしっかりしているという感じ。

また、ママは旦那には彼女がいると思っていて、その彼女を早く紹介してほしいとそればかり言います。私と彼女との三角関係なんだそうです(笑)。私にも「もう会ったの?」とか言ってきます。こういう問いかけとかに何と答えればいいのか、そしてドイツ語だし、ママもしんどいから聞き返すのも悪いし、あやふやにして答えなかったらもう一度聞いてきたりして対応に困ります。

ママが落ち着いたので近いうちにパパのお葬式をすることになりました。

で、何をしたらいいの?誰を呼んだらいいの??ってな感じですよ・・・。パパのお友達は大体わかるものの、この人を呼んだらこの人もかなあ?みたいなそういう微妙な部分がわからず。招待状を送る住所がわからなくてそれもまた集めねばならず、とはいっても家のどこかにそんな住所がきちんと書かれて保管されてるでもなく・・・。「家族だけで構わない」とか言い残しているわけでもなくて、もうどうしたらいいやら。まだママが元気だったらせめて誰を呼ぶかぐらいはママに聞けたものの、今はそれも出来ず・・・。

旦那は一人っ子です。嫁は外国人です(←私)。色々大変です。私も出来る限りのことをやってますが、これまたしっかりやってもなかなか進まないことも多くて日々イライラ。パパが使っていた介護ベッドや車いすの引き取りに2つの業者に連絡してるのですが、電話に出ない、留守電に残しても折り返しがない、オペレーターと話したのに2週間たっても折り返しの電話がない、再度電話したら「今、休暇のスタッフが多くてなかなかアレンジできないわ」とか言われ、かと思えばその業者から「電話したのにつながらない(←実家に電話されている)アポイント取りたいので連絡してください」って封書が来る・・・なんてことの繰り返し。もちろん私の携帯番号を伝えて、実家は不在だとオペレーターに2回も伝えたのに・・・。

もうかれこれ1か月ぐらいその2つの業者と連絡を取り合ってますが未だ引き取り日程も決まらず引き取られず。2つの業者がどこの業者で連絡先がどこかってのを調べるのすら時間がかかり(結局保険会社が費用を負担してくれているので保険会社に確認しました)、取り外した車いすのパーツとかそういうのを家中探し回って準備するのも時間がかかり・・・。車いすの部品は旧子供部屋の机の下の奥に押し込まれていました・・・。それらのリースの契約書は古い書類の山の中に入っていました。

ママがまだ生きているのに、実家の片付けを始めるのはどうなのか?というコメントを頂きました。たぶん同じように思っている方も多いはず。

片づけに関しては旦那は納得しています。ママにも伝えていますが、どの程度の片付けをしているかまではハッキリとは伝えていませんが、その辺の口裏も旦那と上手く合わせています。もしママが実家を最後に見たいとかそういう話になったとしても、見かけは何も変わってません。ママが開けることのないような棚の中、立ち入らないような部屋の中、それだけでもまだまだ終わりません。

少なくとも、もしママが元気になって帰って来てくれたら、今だったら前より断然生活しやすいはずです。物は減って探し物はしなくていいし、超便利な場所の引き出しや棚が使えます(笑)。

とはいえ、私が育児休暇の間は時間があるので、今のうちに出来ることをしなければいつまでたっても終わらない。ゴミにだってお金がかかります。とりあえず定期的に来るゴミの回収のチャンスを最大限に活用して処分できるものはしていって、最後はコンテナとか業者に頼むとか大きな話になると思います。それはさすがに今できることではないですが。

旦那は一人っ子。ええ、パパたちの家も相続されます。でも・・・正直に言ってしまいますが、その家のローンがまだ残ってるんです。その借金も私たちが引き継ぐことになります。どれだけ探しても貯蓄口座なんてありません。年金が振り込まれるいつもの口座だけ。ママの介護ホーム代等をその口座から払いたいのに、パパ名義だったためパパが亡くなって口座が凍結されてしまいました。パパのカードは旦那が持っていて必要に応じて引き出していたのですがそれが出来なくなりました。この口座にアクセスできる(らしい)ママはママのカードの暗証番号を忘れており、出金できません。そしてその銀行は誰も聞いたことのないような小さな銀行で支店が全くなく、通帳記入(残高照会)すら月1回の郵送です。

その口座にアクセスさせてもらうには、パパからの遺言?遺産相続書?みたいなのが必要で、それもパパは書き残しておらず、正式に手続きをしたら1000ユーロぐらいの手数料がかかるそうです。家の相続もその手続きが必要でいずれにしてもいつかは手続きをしなければいけないのですが、そんな支店もない銀行相手に手続きしている余裕もなく、今現在発生する費用はすべて私たちが負担しています。

ママがまだパパの介護で家にいたころ、色んな支払いなど旦那は多少は手伝っていたのですが主にママが手続きを取っていて、それがもう出来てなかったんだけれど旦那も全てに関与しきれてなくて、今になってその頃の支払いが未払いだとの督促通知が来たりして、ただ単に入れ違いで来ただけの督促状なのか、それとも本当に払ってないのか通帳記入で確かめたいのですが、通帳記入する支店がないので封書で届くまで待たなければならず・・・もうほんとぐっちゃぐちゃ。

一人っ子だし遺産を争う相手もいない、っていうか遺産なんてなくて負の遺産なんだけれどそれも引き継がなければならない。放棄もできるだろうけれど、でも家を手放すことを考えたら旦那名義にして支払ってしまうほうが良いので、これはもう以前から分かっていたから旦那もそれは計算の上でしたが、それでも遺産相続書とかそういうのって、ちゃんとやっておいてよ!と旦那も呆れていて・・・。

旦那がもっとしっかして親に言っておくべきだったんです。旦那はとても優しいです。誰に会せてもみんな「優しい旦那さんだね」って口をそろえて言います。私もそう思います。だけどそのやさしさが優しすぎて、親にも厳しいことを言えなかった。それでも色々考えていた旦那がまだ元気だったパパとママにその話を切り出しても「そんな死んだ後の暗い話はまた今度、せっかく一緒にご飯を食べてるんだから何か楽しい話をしましょう!」って言うママに反論できず話が進まず。そういう状況を私も見てきたし、旦那のお尻は叩いていたけれど・・・。

旦那はこんなに早くママがこうなるとは思ってなかった・・・とは言いますが、ママがいたところで家も何もかもパパ名義だったから、パパがしっかりやっておくべきことだったしママがいてもあまり変わらなかったかもしれません。

で、今この状況です。ローンは残っているわ、ぐちゃぐちゃな家は残っているわ、家を片付ける業者代なんてもちろん残っておらず、それどころかお葬式の費用すらあるのかないのかという状況。

大きな遺産なんていらないから、家のローンは払い終えていてほしかった。お葬式代、片付け代ぐらいは残しておいてもらえたら助かったのに。それか片付け代なんていらないから、片付けておいて欲しかった、お金よりそっちのほうがいいかな。

パパもママも外国人の私を本当の娘のようにかわいがってくれてそれはそれで本当に感謝しています。色々愚痴もあったけど、孫のことも可愛がってくれて、鬱陶しいところもあったけど元気でいてくれるならそれはそれでありがたいこと。だけどこうなってしまった今、正直に言いますが私はその感謝の気持ちよりも苛立ちのほうが強いです。たぶんこれが本当の自分の親だったら苛立ちよりも親を思う気持ちのほうが強くなるのではないかと思います。

私も子供が出来て、親の気持ちと言うのを少しは理解したつもりです。娘に苦労をしない人生を歩ませたいとは思いません、いろんな苦労や挫折も味わってこその人生だと思います。だけど親が子供に掛けてしまう負担や苦労はなるべく最小限にしたい。ゼロとは言えない、それは自分たちがいつか年老いたら少なからず迷惑はかけると思う。私だって今自分の両親のことを助けたいと思うし、多少何かあっても助けてあげる気持ちもあるし、だけど両親だって「子供には迷惑をかけない」という気持ちがある。

旦那のパパとママにはそういう気持ちは無かったんだろうか?と思ってしまいます。せめて自分たちがいなくなった時に、息子に、しかも一人しかいない息子にこんなに負担をさせることをどう思っていたんだろう。もちろん多少は申し訳ないとは思っていると思う。悪気があったわけでもないと思う。だけど、もっともっと元気なうちにできたことは山ほどあって、家の相続だってちゃんとやっておけばよかった。正式に相続しないならしないで書類だけは書いておくとかできる準備はあったはず。貯金だって、せめてお葬式代や家の片付け代ぐらいは残しておいてほしかった。いつも「年金が少なすぎる、マルクがユーロになって損した」とかそんなことばかり言っていました。

もし今パパが生きていたら、「あのジオラマは自分が亡くなった後どうするつもりだったの?」、ママがしっかりしていたら「実家にある大量のモノをどうするつもりだったの?誰かが片付けれくれるからそれでいいやって思ってたの?」って聞きたい。もちろん誰も「死」について考えたくはないし、それに向けて片付けるのもいい気分ではないかもしれないけど、でもあまりにも無責任すぎる!まだ元気なうちに出来たことなんて山ほどあった。日常使っているものならわかるけど、もう何十年も手をつけていないようなものばかり。パパの介護が大変だった、とか、体力的に無理だったとかそういうここ数年のことではありません。

家から出てくる溢れんばかりのモノ・モノ・モノ。私がパパとママと知り合ってからの10年ぐらいは決して裕福な暮らしはしていなかったけれど、もうちょっと整理整頓して「見つからないから新しいのを買う」というような無駄な買い物をしないように気を付けてくれていたら、お金も多少は溜まっただろうし、ひいては今私たちが直面している片付けだってもうちょっとマシだったはず。

ママがここ数ヶ月、自由が利かなくなったので私に「お金は渡すからもうロトはあなたがやってちょうだい」とロトのグッズを私に託してきました。1週間10ユーロ、4週間に1回買う必要があります。「儲かったらあなたにあげるわ」ってママは言ってました。ママから引き受けて以降、ママには「今週もダメだったよー」とは言っていたものの、本当は一度も買っていません。ママも忘れちゃったのかもうロトの話はしなくなりましたけど、ここ数ヶ月私が買わなかった、もうそれだけでかなり無駄遣いが減りました。ロトをやることを否定はしません。夢を見ることも悪くない。だけどもう40年?50年?ずっとロトをやってきて、一方で年金が少ないだのなんだのと愚痴ばかり。「このお金、貯めておいたら今頃すごいことになってるじゃない!」って気づかなかったのかな。

私が今片づけに専念しているのは、一日も早くあの家を空にして売るなり、賃貸にするなりお金を生むこと。あのまま放っておいてもなんの足しにもならい。私たちの時間が削られ、無駄な光熱費や固定資産税などを払い続けるだけ。

もちろん私も心の片隅では、ママに片づけてしまって申し訳ないという小さな罪悪感がないわけではないけれど、それより苛立ちのほうが大きいので、万が一ママが帰ってくることがあったら・・・ということはちょっとは意識はしてますが、バッサバサ片づけてます。でも悲しいかな、これだけやっても部屋の見かけは何ひとつ変わってない・・・。

こんな苛立つ中でも一つ良かったことは旦那と自分たちの将来について考えられたこと。娘には絶対に絶対に同じ苦労をさせてはいけないと強く思えたこと。ものを増やさないのはもちろんのこと、色んな手続きも少しずつ始めました。娘が法的に許される年齢になったら早い段階で家の権利を娘に渡してしまおうとかそんな話まで。

娘が保育園に慣れたら数時間は時間があるので、私は自分たちのいろんな書類を今一度すべてチェックしてわかりやすくファイリングする予定です。今も十分ちゃんとしている気もするけれど、どの資料が大切なのかとか今回色々わかったし、それを同じファイルに入れるとかそういうことを意識したいと思います。



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No title

遺産相続、ややこしいですよね。
ドイツって死んじゃったら、口座凍結なんですか?
相続人が後から相続手続き処理ってできないんですかね。そんなこと調べるの頭痛いですよね。日本語であっても私は理解不能ですから。
日本のうちの実父が亡くなったときの話ですけど、遺産相続となって、銀行・保険など口座を解約するため、そして家・車の名義変更に母、兄、私の印鑑証明でちゃんと相続できました。
海外在住者なので、私は印鑑証明がなくオランダに戻って大使館で在留証明を取らないといけなくてそれが面倒でしたね。手続きは母が全部自力でしました。母尊敬!!
通常は行政書士とかに丸投げらしいですから。

そう、相続問題、私もオランダでは疑問だらけです。
うちは兄弟がいるとはいえ、主人の兄は親と弟(主人のこと)と断絶状態です。
相続問題が起きたらどうするん?って思うけど、そういうこと話そうともしてない感じだし。
たぶん、うちの主人はカネ問題にかなり執着心が高いから、相続関係は任せられる気もするけど、ちゃんと話し合ってるんだかは不明です。
うちの実母なんかは、兄や兄嫁さんに事あるごとに銀行関連やら保険やら葬儀屋の契約証券やら教えていますけどね。日本ってだいたいそういう葬儀屋契約している気もするんですけど、オランダってどうなん??って感じです。
葬儀代だけは残すって結構エチケットだと思うんですけどね(違うの?)
しかも、miyabiさんとこ同様、義両親も年金が少ないだの、やたらと質素に暮らしてるからほんまに貯金がないんだろうか?とか不安です(笑) 単なるオランダ人のケチと思いたいですけど。
負の遺産残されたら困ります。

普段から日本みたいにいろいろ将来設計を話し合うべきですよね。
うちも主人の親はけっこうな年ですから。
てか、家族問題解決してほしいです。

そういえば、うちの主人は結婚にあたって、離婚したときにもめないようにってノ―タリス(公証人?!)で書類を取ったんですよね。でも、そのとき1回のみで更新も何もしてないですけど、そういう手続きを遺産相続でもいるってことなんですかね。。
miyabiさんの今回のブログ、めちゃくちゃ考えさせられました。
貴重な体験を拝読させてもらえてよかったです。

長々と失礼しました。

No title

すごく昔にコメントしたものです。
身につまされます。私の母も、同じくものをためています。何を言っても捨てようとせずに多くのものを所有しています。それをどうするのかと聞くと、私がきれいにしてくれればいいと簡単に言います。
私自身も仕事がありますし、片付ける場所も職場や自宅、はては主人の単身赴任の住まいなど、考えるだけでもため息が出ます。
身ぎれいにして、暮らしてくれればいいことがいっぱいあるのに、なぜ荷物に支配されて生活するのか、どれだけ話したか。
いまでは、疎遠状態です。
母の家には入れないですからね。
もう少し、後の人のことを考えてほしいものですね。

No title

義理のお母様がご存命にも関わらず、家の片付けを始めるのはいかがなものかというコメントがあったそうですが。わたしは全然良いと思います!!!

育休中の時間のあるときにというのはもちろんのこと。
お義母様が生きてらっしゃるからまだ間に合うこと(認知症でもう意思確認が難しいようですが。。。)もあるだろうし、お家に戻って来られることになっても格段に生活しやすいでしょうし。

祖父母が亡くなったときの家の整理を少し手伝いましたが。祖父母には三人の子供(父と叔父二人)とその配偶者、わたしたち孫も手伝うことが出来る年齢で、それでもそれなりに大変だったので。Miyabiさんの旦那様の負担はものすごいものだとお察ししますし、苛立ちももっともなこと。

わたしも、義理の両親の没後のことがチラッと頭をかすめることがありますが自分達のこともちゃんとしておかないとと、Miyabiさんの投稿を読んで思いました。

☆weaponさん

そう、たぶん日本語でも大変なことだろうから、もう説明聞いても良くわからなかったりします。一人っ子も大変ですけど、きょうだいがいたらいたでまたそれも大変。どっちもいい面と悪い面があるでしょうね。ましてや絶縁状態だと・・・。とにかく「今出来ることは今のうちに」っていうことが一番大切。手続きも片付けも出来ることは今のうちに。

うちの実家の母もどこに大切なものがあって、お葬式のこととかも耳にたこが出来るほど話を聞いているのですが、いっぽうで旦那は一切そんな話をしたことが無かったらしい。よくわからないけれど結婚のときの誓約みたいなのってうちはやってないけれど、やってる人も多いですよね。ちゃんと話し合っておくことってすごく大事ですよね。

良いか悪いか私達にとってはいいきっかけになったし、これを読んだ人たちがちょっと何か考えるきっかけになったのであればよかったです。

☆tomoさん

そうなんです。身ぎれいにして暮らしてくれればいいことがいっぱいある、そうなんですよ。うちの母も「もう今から片付けるのもしんどい、迷惑かけないように片付けるお金は残してあるから」って言うのですが、もっともっと身軽に生活したら探し物とかのストレスが激減するし生活は楽だし、いいことが多いんですけどね。後の人のこと、考えて当たり前だと思っていた私にはママやパパの行動が全く理解できないのですが、考えない人も多いのかなあ・・・と感じる日々です。

☆lentilleさん

ほんと時間がかかりますよね、ゴミだって回収日を待たなきゃいけないしなかなか思うように進みません。仕事をしながらだと大変ですよね。でもお母様と一緒に片づけが出来るのは幸せなことだと思いますよ。あーでもないこーでもないと言いながら、懐かしいものが出てきたら話を聞いたり、笑ったり。その分脱線もしちゃうけれど、今その時間をお母様と共有できたことが素晴らしいことですよね。お互い頑張りましょ!

☆Yさん

そうなんです、敬意や好意が薄れていく・・・。その通りなんです。冷たいけれどホームのママを見舞いに行くぐらいなら家の片づけを進めたいとすら思います。私の時間がどんどん潰されていく、何の見返りもないし、ただ大変なだけ。でも他人のものだからバッサバッサ片付けられます。旦那が介入すると面倒なことになります。こういうのは他人がやるのが一番だなと心から思います。もうここ1年ぐらいママのおかげで色んなことを犠牲にしてきました。特に時間。やれ買い物だの手伝いだのとどれだけつき合わされたか・・・。それでも旦那のお母さんだしと思っていた部分もあるけれど、今はもうそんな気持ちすら薄れてしまっています。

☆トモリスさん

自分の力では動かしようの無い義理両親のことより、自分のことをやっちゃったほうがいいかもしれませんね。だって結局は介入できないし、本人に強い意思があるうちは踏み込めませんね。こうやって片付けとかを経験したら、かなり自分のことを考えるようになりました。正直、モノを買うのが怖いと思うほど。何のためにモノを買うんだろう?って考え込んでしまいます・・・。

実家の片づけ

亡くなった後だと 形見だなんだと思い入れが強くなる気がするので
存命のうちに処分したいと思う方です。
なので スイスから 日本の実家に帰るたびに いろいろ片づけしてきます。
miyabiさんのブログを見て もう実家に帰りたくて片づけたくて。
捨てるというと嫌がるので もらってくるというのがほとんどですが。
(もちろん荷物に入るものだけですが)
スイスも銀行は通帳ではなくてA4用紙が届きます。保険もそうですよね。
こういうのってどれくらいとって置けばいいのか。在欧8年経った今思うことです。
お子さんが幼稚園に入ると 工作などなどたくさん持ち帰って来るし
お仕事復帰も考えていらっしゃるようですので
今のうちに出来ることはしてしまいましょう!
こんなん出てきましたシリーズ 楽しんでいます。


☆あいしゃさん

私も日本の実家をめっちゃ片付けたいです!でもこれもいらない、あれもいらないと母を説得するのは至難の業です。日本なんてものすごい便利だから、いつでも何でも買えるから食料品のストックとかもほとんどいらないと思うんですよね。もちろん安いときに買っておきたい気持ちはわかりますが。そういうのとか見直したいです!スイスの銀行の用紙のスタイルがわかりませんが、いつも思うのはもうちょっと紙を最大限に使ってギッチリ記入してくれたら枚数だけでも3分の1ぐらいに収まるのでは?って思います。紙はホント増えますよね。

miyabi、お疲れ様です。。。
私は今まさに緩和ケア病棟で働いています。
まだひよっこだけど。。

そして、どちらかというとママ側の性格なので(笑)反省してる。
私はすでにガンにもなっちゃってるくせに、一人娘には…という観点からのお片付けができてないので。
万が一のときはmiyabiにお願いしたい(笑)
 
 そしてこのブログによりアドバンスケアプランニングって大切だなぁとリアルに実感。
お別れをしてないのにお別れの準備なんて!というのはうちの職場でもよく聞くフレーズです。
でも、ママとのお別れをしたあとも、その悲しみを抱えたまま遺族は生きていかないといけない。
その遺族が少しでも前を向いて進めるよう、様々な準備をすすめるって大切だと思う。
miyabiがしていることはママとのお別れを受け入れる準備そのもの。
それをしないとお別れのときのパニックを生みます。
なので、ご主人が少しでも参加することを私は願います。(娘さんには…という話し合いはそういう意味でとっても大切だと。)
それが自然にできてるmiyabiのことすごい素敵だと思う。

☆あせろらん

そうなんだ、緩和病棟にいるのね。ここ数ヶ月、ホスピスとか緩和病棟とか、介護ホームとか病院とか、本当に色んなところを「患者の家族」という観点から見たり感じたりしてきたけど、特に緩和病棟やホスピスで働く方たちは大変だろうなとすごい思ったよ。患者のみならず家族もかなりピリピリしてたりするじゃない?病院とかに比べて患者のみならず家族に寄り添う感じが強いなあとすごく思うよ。

でもね、私は義理の娘。やっぱ「義理」なわけで、ママのお別れを受け入れる準備、とかそういう綺麗な話でもないなと思うよ。とにかく1日も早く進めて終わらせたい気持ちで一杯。これは自分の両親だったらそんなに簡単に出来ないよね。でもこうやって毎日片付けてるのもあるし、こういうママの状態がずっと続いているから旦那も含めそう遠くないうちには・・という覚悟は出来てるよね。この覚悟があるのと無いのとではやっぱり違うよね。悲しみの大きさというか、覚悟の受け入れみたいなのかな、だから若かったり元気だったりする人が突然、事故などで亡くなるという状況は計り知れないほど家族はパニックになるだろうし、大変だろうね。

人は誰だっていつかは死ぬわけで、それがいつなのかはわからないけれど、その時家族や周りの人に負担はかけたくないし、あまりに負担ばかりだと周りが悲しみより怒りとか苛立ちとかが大きくなるわけで・・・(←今の私)、そんな今の私みたいな気持ちに私が亡くなる時に誰かがなってしまうのは私もつらいし、気持ちよく見送ってもらえるような人生にしないとね。人間として、もそうだけど生活もね(笑)。引き出しあけて溜息つかれたら悲しいしね(笑)

アドバンスケアプランニングって言葉、初めて聞いたので調べてみた。そうだね、大切なことよね。でも死が近づいてきてからは難しいよね、笑いも交えながら楽しく話せる元気なうちにでもちゃんとまじめにやっておくべきことだなとつくづく思うよ。そりゃ人は誰もそんなこと考えるのは嫌だけどしているのとしていないのでは全然違うと思うし。

きっと毎日過酷な現場を見ていたり、はたまた逆に優しい気持ちで働いているのかもしれないけれど、すごく素敵な貴重な仕事だと思うよ。無理はして欲しくないけど、あそろらんらしく頑張ってね。
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miyabi

Author:miyabi
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2007年春からドイツ暮らし。
ドイツ人夫と2015年に産まれた娘と3人暮らしです。物を持ちすぎないシンプルな生活を目指しています。お掃除、整理整頓が大好き。
ドイツの生活、仕事、子育てや旦那家族との関わりなど日々感じたことを綴っています。

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