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☆不妊治療とドイツ語

Category : ドイツで不妊治療
今日の今日まで勘違いしてたことがあります。

それは私が今から取り組もうとしているのは

IVF 体外受精

では無く

ICSI 顕微授精

でした!

そんなことも知らなかったの?って感じですよね。
旦那が知ってました、ちゃんと説明されてたみたい。私は気づいてなかったわー。
勝手に体外受精とばかり思ってた。

まっ、どちらでも構わないんだけどさ。

だってKWZからもらう色んな書類も全て
IVF/ICSIって感じで同じように書かれているので、気づかなかった。

一つ心配というか考えてしまったのは

もうこれが最後の手段なんだな、最初にして、ってこと。

タイミング⇒人工⇒体外⇒顕微

って普通はステップを踏んで来るわけですよね?
私たち全てすっ飛ばして顕微授精からです。

しかも卵管造影とか色んな方のブログとかにのっている、それすら私はしていません。
私の体は何一つチェックされていない気がします。

婦人科での定期健診、この間生理が来たときにした卵胞のチェック

どんだけ思い返してもこの2つしか私はチェックされていない・・・。
最初から旦那の方に原因があるってことで進んでいるけど
私にだって何かあるかもしれないのにね、でも知らぬが仏!

気になることは一杯あるけど気にしても状況が変わらないなら流れに乗るしかないかな~、
こういう適当なところ理解できない人には理解できないかも!

もちろん不妊治療を適当に取り組んでいるわけではありません。
真剣だし、本当に涙涙の日々。

でも舞台は外国、ふとしたことで聞き漏らしていることもあるかもしれない。
ドイツに来て6年半。最初は全くもってドイツ語が出来なかったのに、
今こうしてドイツ語で不妊治療に向き合っていることだけでも成長したなって思います。
6年半しか知らない外国語なんだから、全部わかるわけないよね!
そう思うしかありません。

不妊治療を通じてまた色んな新しい単語を覚えました。
皮肉だけどまた一つドイツ語の理解度が増した気がします。








☆不満、疑問をKWZにぶつけてみた

Category : ドイツで不妊治療
KWZに行って来ました。
前回突然の自己注射案内に、受付で人が大勢いる中での注射説明。
旦那の精子は足りていないと言われ、
でも注射を言い渡され、訳がわからず自己判断で中止した自己注射。

本来であれば今日は注射から8日目で、
注射の分量などが順調かどうかの超音波検査の日として予約がありました。
でも注射はせずに、先生の話を聞きたくて行って来ました。
もともと旦那が昨日、今回は話がしたい旨電話は入れていたのですが
電話に出た人が「直接先生に言ってください」って回答で、今日の受付でそのことを伝えました。
受付の人が「精子は足りているって書いてあるわよ」って言って来たのですが
私は前回「足りない」って言われたし、旦那も個別に連絡したときに後2回は来てくださいって言われたし
足りているなんてひと言も聞いていないし、
情報が統一されていない、しっかりと説明されていないと伝えました。

受付の人は「それならそれで構わないから是非先生に聞いてみて!」とのこと。
受付の人からも先生にその話が伝わったらしく、
今日先生に会ったときに、先生はまず「連絡がちゃんとできてなくてすまなかった」と謝ってきました。
もちろん1ヶ月を棒に振ってしまったことはもったいないけれど
私としてはちゃんと先生に会いたかったし話も聞きたかったので
今日ちゃんと説明してくれればそれで構わない。

先生いわく、精子は足りている、先生も今しがた確認を入れたので間違いない。
あと2回といわれた背景は、より良い精子を確保するためのものであるとのこと。

とりあえず12月にどうするかという話になり、
12月は生理が来たらもう一度来て超音波検査。
そこで注射の件を伝えますとのこと、すでに購入した注射で大丈夫とのことでした。
その後の予定みたいなのも教えてくれました。

このまま行けば採卵などがクリスマスにかかるのですがそれも質問したら
大丈夫!休みなしでここのスタッフは必ずいるから、心配なし!とのこと。よかった・・・。
ドイツのことだからクリスマス期間中はお休みかと思った・・・。

せっかく生理が来て超音波検査までやったのにまたふりだしには戻るけど、
私にとってはしっかり説明してもらえてよっぽどこちらのほうが安心です。
そして先生が受付の人に注射の説明をしてね!と引き継いでくれました。

私にとっては2度目の注射の説明。今日は旦那も一緒です。
おばさんスタッフが1人専属でついてくれて、個室に案内してくれました。
2周期目以降になると慣れてるからこういう説明は無いけれど
初めての人にはちゃんと説明してますからね、わかるまで説明するから
心配事があったら何でも聞いてね!との心強い言葉。

初めてだったのに立ち話だった前回はなんなの・・・?
人が一杯いる受付で立ち話での説明でしたけど!

っていうか今日のようにやはりちゃんとするべきだと思います、
スタッフの方にとってはもう嫌ほど説明したことかもしれないけど
患者本人にとっては自己注射ってそんなに簡単なことじゃない!

そして、おばさんはゆっくりとまずは全ての順序を説明してくれました。
次に生理が来たら連絡を入れること、そこでもう一度検査をしたら
自己注射スタート、そして7日目ごろに一度来院して様子をチェック。
そこでその後の注射の量などが見直されて、14日目ぐらいに採卵。

採卵日は麻酔をするけれど、採卵自体は15分ぐらいのものでその後麻酔が効いている間は
休んでから帰ってもらうこと、でも軽い麻酔なので2時間ぐらいで元に戻るらしい。
もちろん目覚めてすぐはフラッとするけど心配なし。

採卵日から5日間は仕事はドクターストップの紙を出します。
家でゆっくり体を休めて次に受け入れる準備をすること!
そのドクターストップの紙にはKWZの印鑑が押してあるので、会社に提出するのが都合が悪ければ
かかりつけ医や婦人科に連絡して、書き換えてもらえばよいとのこと。

そして順調に行けばそこから5日位で私の体に受精卵を戻し、そこから2週間後に妊娠判定。
その2週間はきっと判定を待つ長くて辛い2週間だと思うわ、とのこと。

そうなの、こういうことが聞きたかったの。
全体の日程のこととか、前回はまーーーったく説明が無かった。
なぜ誰も伝えてくれなかったんだろうか・・・。

そして注射が始まったら水分をたくさん取ること。目安は1日3リットル。
それは卵胞?を守るため?みたいな事を言っていました。
すぐに3リットルは飲めないから早いうちから訓練しておいたほうがいいわよ!とのこと。

このおばさん、見かけ怖いけど本当に丁寧で、
別に簡単な単語を選んでいるわけではないと思うのですが
びっくりするぐらいおばさんの言うことが理解できて、本当にわかりやすい。
おばさんの親切さに逆に感動して目がうるうるしてしまいました。

そして注射の説明に。
この間ペンシル型の注射の説明しか聞いていないと伝え、
もう一度旦那もいる前でイチから説明してもらいました。

テスト用の注射を見せて、針の入れ方から全て見せてくれます。
この間は全て話だけだったのに、今日は全部ちゃーんと実演してくれる。
本当にわかりやすいし、ついでに説明の写真入説明書もくれました。

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私もズボンを下ろしてお腹を出されて、実際に注射をする場所も教えてくれて
おへそから指2本分下ぐらいね、その辺りに毎日違う場所に注射よ!

お腹はリラックス、力を入れないで座って、直角に差し込むのよ!

といって、ブスっと本当に刺したのです!!!

キャー!!!説明なのに刺すわけ???
もう突然すぎて私も旦那もびっくり(旦那は一番こういのが苦手!)
でもテスト用の針だから中身は空だから大丈夫よーっておばさんは笑っていました。
ちょっとチクっとしましたが大丈夫。それより予想してなかっただけにびっくりしたわ。
ぬいぐるみとかで説明してくれるかなって思ったら、本当に注射されて予想外の展開!

それでも本当にわかりやすかったから安心です。
そして3日目ぐらいから増えるもう1本の注射は本当に注射器。
これはテストが無いけれど同じように直角に刺してね!と、
そして終わったら刺した周りが赤くなります、かなり腫れてるなって心配になると思うけど
大丈夫、それは通常の反応だから心配しなくてOK。
そして急激に痒くなるけど我慢して!20分たったらうそのように収まるから!

これ、前回は全く説明が無かった。本当にひと言もこの注射の説明は無かった。
あのまま注射してたら赤く腫れて焦っていたことでしょう。
なぜ、なぜ、何も説明が無かったんだろう、なんだったんだろう・・・。

そして前回渡された注射の予定用紙の日程欄を全て修正液で消してくれました。
っていうか新しい紙をくれたらいいのに・・・。

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注射のことはもう何も心配が無いぐらい理解できたので
気になっていた昨日のかかりつけ医でのことを伝えました。
麻酔に向けた血液検査のこと。

担当の先生はいつでもいいって言ってたけど、
実際にかかりつけ医では手術の1週間前って言われた事。
それにUeberweisungの紙も必要って言われました、と伝えたら
「いつでもかまわないけど1週間前でももちろん問題なし。でも通常1年ぐらいは有効なんだけどね。
紙はいつもはいらないけど要るというなら出しましょう!」って。

「かかりつけ医では血液検査の詳細結果がもらえるわ!」
といわれて、1年有効って言うし、っていうか私がKWZに来るときに提出した
かかりつけ医での血液検査結果と何が違うのか、聞いてみました。
最初に渡したので、カルテのファイルの中に入っていませんか?と聞いたら
おばさんがカルテからその血液検査の結果を見つけてくれて
「あら!あるじゃないの!日付も4月だし完璧!」と言ってくれて
一応必要な情報が含まれているか見てくれました。

2つほど足りない結果があったそうなのですがそれはKWZで確認できるらしく
そうなるともう私はかかりつけ医での血液検査は必要なし!とのことらしい。
おばさんが「よくぞ言ってくれたわ!一つタスクが減ったわね!」って。

最近旦那に言われるのですが、日本はいろんなことが完璧だから
自分が黙っていてもしっかり相手がやってくれるけど
ドイツは自分が不思議に思ったこと、あれ?っと思ったことは
自らどんどん発言しないと、発言しなかったことに非があるし、日本みたいに完璧じゃない!
もっと自分からどんどん積極的に聞かないと!って言われていて
今日みたいなこういうことなんだなーと思いました。
最初に血液検査の結果を必要としたのはKWZなのにね。そんなこと忘れ去られてる・・・。

本当に親切なおばさんに教えてもらえて今の私は不安ゼロ!
先日泣きながら歩いた駅までの帰り道を、今日は感動でウルウルしながら歩きました。
旦那がいてくれたことも心強かった。
最初からこうあるべきだったし、最初に今日みたいに説明されていれば
この間みたいに怖くて不安で泣くことも無かったと思う。

ちょっと不信感があったKWZでしたが、今日また気分が上向きになりました。
予定通り行けば生理は12月半ば。クリスマスからお正月ぐらいが魔の2週間になるかも!

それでも自然妊娠の可能性も捨てきれず、もしかしたら!ってのもあるから
旦那と今月頑張ろうねーと意気込んでいます(笑)

そして今日知ったショックな出来事。

前回注射セットを買った薬局、600ユーロぐらい払ったのですが
そこの薬局Paybackのポイントが貯まるんです!知らなかったー!
っていうか600ユーロ分もポイント貯まったらiittalaのお皿とか買えたのに!
旦那もこの間100ユーロ以上払ったのにー!!!
もーーーー!レジの人、何も言ってなかったー!
って、レジの人を責めても仕方ない、自分から言い出さなかったのが悪いのです。
そう、ここはドイツ。全て自己責任・・・。それにしてもショックだわ・・・。



☆かかりつけ医に無駄足を踏む

Category : ドイツで不妊治療
明日、KWZの先生と会います。
ここ数日のいきさつを話して、ちゃんと説明してもらいたい!と伝える予定。
旦那も一緒に。

前回突然の注射を言い渡されたときに、
麻酔をすることに対して血液検査が必要だからかかりつけ医に行ってきてください、と
小さなメモを渡されました。
そこには何が必要か(血液の成分?)が書かれていました。

私はかかりつけ医が無いのですが、
春に喉に溶連禁が出たときに、どこの病院にも断られまくった私を見てくれたお医者さん。
会社の上司の従兄弟。
ちょっと遠いけど、それ以来予防接種とかでもお世話になっているし、
予約無しでもすぐに見てくれるし、私の中で勝手にかかりつけ医と認定してます(笑)

話はそれますがドイツのかかりつけ医(Hausarzt)って、
「今日から私のHausarztになってください」とでも告白みたいに申し込むもの?
それとも毎回通っているうちに自然となるもの?
未だ不明ですが、私には頼る病院はそこしかないから行ってきました。
会社の昼休みを少しオーバーしましたがとりあえず行かないと!と思って。

そしてKWZからもらってきた紙を見せたら、受付の方が
何の手術なのか?(手術に対する麻酔と書かれていたので)その手術はいつ?と聞いてきました。

手術は体外受精、でもいつかはわからない、12月だと思うんだけど・・・とあいまいな返答

そして言われたことは
①この検査は手術1週間前ぐらいにやるものであって、手術の日程がわからなければ出来ない
②メモではなくちゃんと氏名の入ったKWZからの用紙(ueberweisung)を持ってきて!

といわれました。

っていうか、言ってよ・・・。
KWZでは何も言われなかった。もしあのまま自己注射していたら
今頃1週間前だったから?だからすぐに行けって言ったのか?
っていうかっていうかーーー!

もう!無駄足でした。
まあ電話すればいいのですが、電話は自身が無いしこのメモも見て欲しかったし。
受付のお姉さんも親切だからよかった。

なんか少しずつKWZに対する不満というか不安というか、不信感が出てきました。
でももしかしたらKWZの方は私にちゃんと伝えたかもしれない、
私が聞いてなかっただけかも・・・。

あー、ドイツ語つらいわー。

英語でも無理なんだけどさ。













☆自己注射は自己判断で中止

Category : ドイツで不妊治療
排卵誘発の自己注射を言い渡された日、家に戻って色々渡された書類や
薬局で買ってきた注射器を見てなんだかまた泣けてきた。
旦那が帰ってきたら全部話そう、今日の出来事全部話そう!

もう書類もややこしくて何が書いてあるのかわからない。
日本語だったらな・・・・。

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体外受精は15~20%の確立で双子、3~5%の確立で三つ子ってことね。

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そして帰ってきた旦那に私の疑問をぶつけました。
精子の準備は整ってるの?
今日から注射スタートってことは今月にももう体外受精?
そんな話先生から一切聞いてないけど、これって説明あった???

旦那もそんなこと突然すぎて意味がわからないって。
そうだよね、私も戸惑ってるもん。

どうして昼間にKWZからでも電話してこなかったの?って
昼間だったらKWZに電話して詳しく聞けたのに!って。
いやいやこんなこと電話で全て説明するの、無理よ。

明日の朝にでもKWZに電話してもう一度確認するよって言うけど
注射は今夜からって言われていて、
もしかしたら本当に注射は正しいかもしれない。
勝手な判断で打たなかったら1ヶ月を棒に振るかもしれない。
でもやっぱりこのままスタートするのは不安・・・。

ということで旦那と話し合った結果、今回は自己注射を見送りました。
やっぱり先生からちゃんと説明がないと、怖くて出来ない。
旦那の精子の準備もどうなってるんだか・・・。
もちろん今月を棒に振るけど、これは私も同感。
別に今月でも来月でも大きくは変わらない。

ということで、明日旦那がKWZに電話して、
来週のアポイントは相談の時間にしたいと言う予定。

この展開って普通なのかな・・・ちょっと早すぎやしない?
ちゃんと説明されて順序を踏んでいたら涙することは無かったと思います。
あまりに突然すぎて付いていけなかっただけ。

そして夜、旦那はこのことをママに話しました。
私が今日不安だったのは言語の問題だけではないと思う。
しっかり理解したつもり、だけど何か漏れてるかもって不安はある。
それをママに「言葉がわからなくて不安だったらしい」って伝えるから
もうママがアツくなって面倒なことに・・・。

どうしてママに言ってくれなかったの?
一緒について行ってあげたのに!相談してちょうだい。
私はあなたのドイツのママなんだから、あなたの面倒を見たいのよ!って。

だからさ、今日こんな展開になるとは思ってなかったから!
わかってたら旦那と一緒に行ったわよ!って私も言い返しました。

ママが「遠慮しないで、もっと頼って!私はあなたのママよ!」って言って来て
そりゃ義理の母だけし、私にとっては近くにいるのはママだし、
でもやっぱりママはママ、家族という絆とは違う。
あなたのお母さんかといわれたら違うと思う、ママのことは大好きだけど
家族としてというよりは、一番身近にいる旦那の家族という存在。
私の家族かと言われると「家族」という本当の深い意味では違うと思う。
私が実の母や父、弟に感じる感情と、義理の両親とはやっぱり違う。
まだ結婚して2年だからか、そもそも国籍が違うからか、
結局何年たってもその気持ちは同じなのか、それはわからないけど
ママという存在ではあるけれど、家族かと言われたら違うと感じる。

こんなとき日本の母が近くにいてくれたらな・・・って、母とならKWZにも一緒に行きたい、
母になら何でも相談できる、私の母は世界で1人なの!!って思ったら泣けてきて
その涙をママは、ママの優しさに感動した涙と勘違いしていて・・・。

「明日お休み取れない?ママが1日一緒にいてあげる」って言われたけど
休みも取れないし1日一緒も困る・・・。
週末はどう?一緒に過ごさない?って言われたけどそうじゃないのよ・・・。
そういう落ち込みじゃないのよね・・・。そっとしておいて欲しい。
心配してくれてるのは本当に嬉しい。ありがたいよ、ママ。

結局土曜日の朝食を一緒にとりましょう!って。
意地でも何かしたいみたいです。気持ちだけで十分なんだけど・・・。








☆突然の自己注射スタート!?

Category : ドイツで不妊治療
33日目で生理が来ました。期待しちゃうじゃないかー!!!
いつもは29日、30日ぐらいなんですけどね。
最長で32日ってのがあったので、35日ぐらいになるまでは信じられないし
先月が26日で来たのでその分今月は遅いかな、って思ってたし。
でもおかげで出張ともぶつからず、KWZに行くことが出来ました。

生理が来たら3日以内に来るようにって言われて以来、
休暇だなんだと2ヶ月逃したのでようやく。
旦那は相変わらず精子凍結に通っています。

昨日から生理が始まったので今日か明日にはKWZに行かなければ。
朝一番に電話しました、というか旦那に電話してもらいました。
私も出来なくは無いけど、スムーズに行くのは旦那だし。

そして早速来て下さいとのことだったので会社に遅れる旨伝えてKWZへ。
でもいつもの先生は今週不在だそうで違う先生でした。

この先生もとても優しくて、でも超音波検査なんてものの1分ぐらいで終了。
卵胞もしっかりあるし、大丈夫ですよとのこと。

そして次のアポイントをとってくださいね、と言われて待合室で待つことに。
そして名前を呼ばれてそこで保険会社からの費用負担の証明書を出すように言われました。
その証明書なら今朝受付に来たときに渡しましたけど・・・と伝えたら
見つからないみたいでまた待合室に返され30分は待ったような・・・。

そしてまた呼ばれて「今日からはじめますね」とのことで何のことかわからず
その前に無かった紙は見つかったの?結構待ったんだけど謝罪なし?
そんなこと思っていても自分しかいないから次々話す相手についていかないと!
どっから聞いても「注射」と言っていて、
もしやこれはあの自己注射のことか?と思って聞くとそうだと言います。
でもどうやって注射したらいいかもわからないんだけど・・・と伝えたら
「教えてあげるから大丈夫よ」って。

でもちょっと待って!旦那の精子が準備が整ってるってこと?
その辺話は一切聞いてないから、一体旦那が何回凍結に通えばいいのかも不明。
そこで私が今日から自己注射を始めて採卵するわけ?
先生からは何の説明も無くて受付でそういうお知らせがあるわけ?

それと旦那の精子は上手いタイミングで間に合うのか?
なんだかよくわからなくて、でも旦那のことには触れないし、
それはそれで上手く行ってるのか本当にわからなかった。
ここで聞けばよかったんだろうけれど、相手がそういうからそうなんだと思うし
とりあえず話を聞いていたら、その受付の人が紙に数値を書き出しました。

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今日から毎日注射して!とのこと。数字は注射器のメモリをどこにあわせるか。
そして来週一度来て下さいとのことでした。
注射も5日目からはもう1本増えるみたい。

注射注射って一体どうやって?
お姉さんは朝にする?夜にする?って聞いてくるけど意味がわからない。
どっちでも構わないし、それより注射ってどうやるの?ってそればかり私がこだわるからか、
その受付の人が注射の見本を引き出しから出して、
ここをくるくる回して数値をあわせてお腹の周りに打ってね!って結構簡単な説明。

いつの日か自己注射をすることはわかっていたけど
今日突然来るとは思わなかったし、その説明がどこかでゆっくりとかではなくて
受付で立ち話で説明されるとは、そういうものでしょうか?
後ろには次々受付を待つ人が並んでるし・・・・
とりあえず注射方法を一通り聞いて、
処方箋を出され今夜からの摂取だからすぐに薬局に行くように言われました。

来週のアポイントを決め終了。
カウンターを離れてコートを着ているときに涙が出てきました。

ひと言では言えないけれど、なんだか怖かった。
自分では全部理解したつもりですが
こんな大切なことを1人で聞かなければ行けなかった不安と言うか心細さ
(もちろん最初からわかっていたら旦那と来ましたよ・・・)
なんだか突然進んでいったことの不安な気持ち、
治療の流れがよくわからない気持ち、色んな気持ちが重なって涙が出ます。

そしてKWZの隣の薬局へ。
処方箋を見せて処方されたのがこれ。

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ゴナールエフというペン状の注射と黄色い箱は本当に注射器。

こっちがゴナールエフ。

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この黄色い箱のほうの注射方法なんて一切説明がありませんでしたよ!
薬局でびっくり。

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こんな何もわかっていない状態で構わないのか・・・薬局で泣きそうでした。
そしてお会計がEUR594!金額にびっくり。8万弱ですよ!
涙が止まりましたよ、あまりに高くって。これって保険で負担してくれないのかしら?

でも買わないわけに行かないし・・・。
とりあえずお支払いして終了。そして駅までの道すがらまた涙・・・。

こんな高いお金を払って、なんだか子供をお金で買っているようなそんな気分に。
だってみんな何もこんなお金は費やさずに子供が出来るわけで、それが普通なわけで、
そこにこんな大金をつぎ込んでまで子供を作ろうとすることがなんだか自然の摂理に逆らっていて
悪いことをしているようなそんな気分になりました。

旦那の精子凍結も保険は負担してくれないし・・・。
スタートから色々お金がかかっています。

今日は1人は辛かったな・・・旦那がいてくれれば・・・。
電車に乗っている間もずっと泣いていましたが、会社に着いたら落ち着きました。
こういうとき仕事があると救われる。家に帰ってたら暗~くなってたかも。

ってことで今夜から自己注射スタート?
ほんとに???

こんな急激な展開ってアリ??













☆神様のいたずら

Category : ドイツで不妊治療
友人が妊娠しました。
まさか出来るとは思ってなかった・・・ってのは私の勝手な思い込み。

離婚手前だった2人。
今年中には離婚の結論を出そうと思っていた矢先の妊娠。
この子が離婚するな!って言ってるのね!って嬉しそうに話していました。

この夫婦だけは離婚なんて無いと思っていました。
だから不仲を聞いた時に本当に心配したし、相談にものっていました。
妊娠が2人の危機を救ってくれて本当によかった、心からそう思いました。

今までの友人夫婦の危機を一緒に見てきた別の友人に
「あの2人、子供が出来てよかったよね!マジでホッとしたわ!」ってメールしたら、
その友人が「大丈夫?離婚しようか考えてた夫婦に子供が出来て、
心から欲しいと夫婦で願っているのに出来ないなんて!神様意地悪ね」って返事。

正直、予想外の返事でした。
今まで色んな人の妊娠、出産の話を聞いてきてその都度落ち込んできました。
でも今回の友人の妊娠は本当に嬉しかった!

でも、このメールの返事を見て涙が止まらなかった。
予想外の返事に、自分が思いもしなかった、気付いて無かった心の深い部分を
ぐさっと刺されたようなそんな気持ち。

そうよ、この友人の言うとおりよ。
どうして待ち望んでる私たちのところには来てくれないの?
どうして離婚しようと思っている夫婦の所に子供が出来るの?

涙が止まらない・・・。





☆15年間の不妊治療の末に…

Category : ドイツで不妊治療
ある57歳の日本人女性に出会いました。
50歳になってから色々新しいことをはじめたのよ!と活き活きと語る女性でした。
ずっと働いてきて会社の役員にまで昇格して今もバリバリのキャリアウーマン。
お子さんはいないとのこと。

仕事に明け暮れて気が付いたらあんまり人生を楽しんでないなって思ってね、
しかも45歳まで不妊治療に時間もお金もつぎ込んだしね…
と、私が不妊で悩んでいることは初対面なのでもちろん知らずに話されました。

45歳までの15年間、不妊治療をしたとのこと。
でも授からなかった、今でもやはり悲しいし辛いけど、
もう今はどう考えても無理だしね~!って明るく語る彼女。
この底抜けの明るさ、人生を楽しんでるわよ!って幸せな様子は一体どこから湧いてくるのか
思わず私はこれから治療が始まることを伝えました。

こんなに今の自分の気持ちをわかってもらえたことに、
そして残念な結果の末に、今とても活き活きとされている姿を目にしてとても感激しました。

45歳で諦めた理由、旦那さんの気持ち、取り組んだ治療、当時の辛さ…たくさん話してくれました。
偶然にも旦那さんは同じ一人っ子で、孫を産まなきゃ!とプレッシャーもあったこと、
同じように子供を望んでいた旦那さんに2人の老後が楽しみだ!と言われた喜びと悲しみ。

そして今現在いち企業の役員でもある彼女が、
排卵日にタイミングを取りたくて、会社に内緒で出張をズル休みしたこともあるのよ!と。

短い時間でしたが、本当に勇気をもらえたし、
もし私達に将来子供が出来なかったとしても
この女性のように活き活きと生きていきたいと思えたし、
彼女のように「精一杯やったわ!」と言い切れる人になりたいなと強く感じました。

このタイミングで彼女に出会えたこと、彼女のおかげでポジティブに取り組めそうな気がします。

どのような結果でも将来、活き活きと人生を楽しむ人にならないと!



☆石神さんと母子手帳

Category : ドイツで不妊治療
私が不妊で悩んでいることを知っている日本に住む友人がくれました。
女性の悩みを叶える石神さんのお守り。



祈願を書いて送れます。



もちろん即送りました。

友人のこういう気持ちは本当に嬉しいです。

そして実家の整理を手伝っていたら母の母子手帳がありました。
私と弟の2人分。

当時の母はどんな気持ちだったんだろう、って考えたら涙が出てきました。
健診毎に記載された状態とか、きっと毎回楽しみにしてたのかなあ。

私が妊娠できたら、その時にはこの母子手帳を貰おう!



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Profile

miyabi

Author:miyabi
*
2007年春からドイツ暮らし。
ドイツ人夫と2015年に産まれた娘と3人暮らしです。物を持ちすぎないシンプルな生活を目指しています。お掃除、整理整頓が大好き。
ドイツの生活、仕事、子育てや旦那家族との関わりなど日々感じたことを綴っています。

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