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☆子宮鏡検査とスクラッチング

Category : ドイツで不妊治療
D16の今日は例のHSKとスクラッチングのオペでした。
内容こそ違えど、場所や雰囲気、流れなどは全て採卵と同じ。
朝からKWZに行って、個室が用意されてて、オペ室で全身麻酔。
今日の麻酔は4回目の呼吸まで覚えてます。
麻酔に落ちた瞬間を知りたいなと、知れるわけ無いんだけど
ギリギリまで意識を集中させて頑張ったけど、無理でした(笑)

処置自体は20分ぐらいだったようです。
個室に戻って麻酔が残る体で、でもなかなか眠れなくて苦しい感じを
30分ぐらい過ごし、朝から飲まず食わずという指示があったのでお腹も減って
採卵のときだったら、スタッフの方がクッキーを持ってきてくれるんですよね、
しかもいつも同じスタッフ、あのクッキーおいしいし今日ももらえないかな?
なんて思っていたら、やっぱり来てくれました。はいどうぞーってクッキー1枚。
おいしすぎて旦那がちょっと食べましたけど!!

HSKというのはいわゆる子宮鏡検査と思われます。
子宮鏡検査は英語でHysteroscopy、ドイツ語ではHysteroskopieですので
おそらくこれが訳されてHSKになったんだと思います。
結果、特に問題なく綺麗な子宮だとの事でした。

スクラッチングというのは子宮内に軽い炎症を起こさせて
その回復力で着床率を上げるというものだそうです。
あまりネットでも検索でヒットしませんのでそこまで有名な処置ではないのかな。

とりあえずこの2つとあとは大量の採血でした。
とりあえず怒涛の検査もこれにて終了。
まもなく前回の遺伝に関する検査の結果が出る頃でしょう。

今日はこのオペがあったので、1日休みを取りました。
午前中で終わったので午後は家でゆっくりというか掃除してました。
生理のような出血が続いています、先生からも出血があるだろうと言われているので
安心はしていますが、生理でもないのに出血があるのはなんか悲しい。
体を傷つけているような気がして・・・、あまり良い気分ではありません。

でもこれも未来の子供のためだと思うと頑張らないとね!



☆腹黒な私

Category : ドイツで不妊治療
先日結婚した旦那の親友夫婦に会いました。
ネットで出会ってすぐに結婚した2人。そして妊娠。
来年2月には子供が生まれます。

私自身も旦那を通じてではあるもののその親友との付き合いも長くなりました。
まさか彼に彼女が出来て、結婚するなんて思っても無かった。
それぐらい女性が苦手・・・というかなかなか女性と上手く行かず
それでも彼女が出来て結婚することになって
人生ってのはわからないもんだなーってのをまじまじと感じました。
そしてあっというまに妊娠してまもなく子供が出来ます。

今まで私の周りの妊娠報告に落ち込んだことは数知れず
芸能人の妊娠報告にすら落ち込んでいた私、
だけどこの夫婦の妊娠については、なんかすごいなーと感心しつつ
出来る人はこうやってすぐに出来るんだなと、
何をジタバタしてるんだろ、私たち。みたいな情けない気持ちになった。

妊娠したと聞いて初めて2人に会いました。
「妊娠したんだって?おめでとう」って一言が言えなかった。
でも会話の節々に子供の話が出てきて、
6人きょうだいの彼女の子供なんて彼女の両親からしたら
10人目ぐらい、いやもっと多い?ってぐらいのお孫さん。

私の両親も旦那の両親も未だ一人も孫がいません。
なんだろね・・・この差は。

最近は妊婦さんとか赤ちゃんを見て「いいなー」と思うこともだけど
3人、4人って子供がいる人を見たら「一人ぐらい私たちのところに出来てもいいのに、
なぜあの人たちにばかりぽんぽん出来るの?」って思ってしまう。

まもなく親になる親友夫妻、特に旦那のほうは
子育てなんて出来るんだろうかというおどおど系で頼りない。
2人はものすごく太っていて、食生活も半端ない。
会った日もまず2人の家にお邪魔したのですが、
家は散らかってるわ、大きな袋のチョコが数日で無くなったと笑ってるわ
キッチンには5人分ですか?みたいなグラタンの器が置かれてるわ、
(数日に分けて食べたのかもしれないから、単なる想像ですけど)

どんなに不健康な生活でも子供は出来るんだね・・・。
私たち、健康に気を使ってる、運動もしてる。何なのこの差は・・・。

なんかそんなことを考えてたら辛くて辛くて全然楽しくなかった。
言葉数も少なくて旦那に「どうしたの?」って言われたほど。

本当は会いたくなかった。
会う約束をしたのは旦那、珍しく私にはお伺いも無く、会うことが決まってた。
正直に旦那に伝えて私は家にいようかなって思ったけど
逃げてばかりじゃ駄目だって、自分を言い聞かせて我慢した。
でもやっぱり駄目だった。

乱れた食生活を見せ付けられ、荒れた家に招かれ、
おどおどした親友に苛立ち、
私がベビーだったらこんな二人の下には生まれたくない!と思った。
よっぽど私たち夫婦の元に生まれてきたほうが幸せなのに!と思った。
私ものすごく腹黒い日でした、いつも以上に。

辛くて辛くて家に帰ったら号泣。
旦那もわかってくれてるんだかどうなんだか。

手術を2週間後に控え、不安なのかな私。

今日の夜は結婚記念日のお祝い。パーティーを挙げたワイナリーに。
ここでのお祝いも3回目。
「来年はベビーと来てるかな?もしくは妊婦かな?」なんて
毎年想像してわくわくしてた。今年はなんか悲しい。
こんな悲しい気持ちでお祝いしたくないな、せっかくのお食事、楽しまないと!















☆HSKとScratching

Category : ドイツで不妊治療
前回は遺伝系の検査に行きましたが、
次の移植までの間に検査するそれ以外の様々な検査のうちの一つ。

f.jpg

とにかく色んなことを一気に言われたので、
忘れそうだったのでメモをもらったのです。
こんなメモが何枚もあります。

Im Vorzyklus anrufen 1.ZT
→HSK+Scratching
→7.-9.ZT

って書いてあります。
確か「次の生理開始後すぐに電話して(メモにも生理1日目に電話とあり)」と
言われたのは覚えていて、どうやら生理7-9日目に麻酔が必要な
軽いScratchingという手術があると聞いていました。

HSKと紙に書かれていて、私はこのScratchingという手術をいつものKWZではなく
HSKでするものだと思っていました、というのもHSKというのは
KWZの近くにあるかなり大きな総合病院で、この辺の人なら誰でも知っている病院。
「あー、きっとKWZでは出来ない処理なんだなー」と。
旦那も一緒に説明を聞いていて、同じように考えていたみたい。

そろそろ生理が来そうな時期だったのでHSKほどの大きな病院に
突然電話して生理7日~9日目のアポイントなんて取れるのか?と不思議で
一応旦那には、事前に電話番号を調べるように、HSKに事前確認するとか
わからないときはKWZに事前に聞いておくとかしておいてね!とお願いしました。

そしたら予想以上に生理が早く来てしまいそうな茶おりが出始めました。
やばーい、明日にはHSKに電話しなきゃ!朝起きてすぐに電話しなきゃいけないのに
旦那が「なかなかHSKの電話番号が見つからない」とか言ってます
(代表電話にかけて聞けばいいのにね・・・)

その夜はそのまま寝たのですが、HSKに一人で行く夢を見て
大きな病院でどうしたらいいのか、どこで着替えてどこで待てばいいのかわからなくて
あたふたしている夢を見ました・・・。私、よっぽど不安みたい。

で、翌朝、電話しなきゃね、と一応KWZでかかれたメモをもう一度見たら
HSK+Scratching・・・・、あれ?HSK+って「+ プラス」って書かれてる・・・。
HSKって病院のことじゃなくて処置のことか?といまさらながら思って
ネットを見るとなんだかそういう処置があるような無いような・・・。

で、KWZに電話したらやっぱりHSKは処置の名前でした。
もーーーー、てっきり総合病院の名前と思った!!
私の悪夢の時間を返して!って感じです。不安だったのに・・・・。

ということで、このHSK及びScratchingはKWZで行われます。
でも、メモにある7-9日目ではなく、16日目の再来週って言うんですよね。
っていうかメモに7-9日目って書いてあるのに!!
もうよくわかりません・・・。とりあえず従います。

1日お休み取って行く予定です。
Scratchingというのはスクラッチング法として不妊治療にあるみたいです。
そしてHSKは未だに良くわからない・・・。





☆遺伝・染色体の検査

Category : ドイツで不妊治療
KWZから紹介されたお医者さんに行って来ました。
なんかものすごく難しい話で、半分以上わかりませんでしたが、
染色体とか遺伝とかそういうことを調べる病院。
とは言っても採血のみなんですけどね。

おばちゃん先生で、とにかく話す話す・・・しかも単語が難しい!
染色体の図を見せられながら色々説明されました。

また一番初めに、これは多分遺伝などについての問診だと思うのですが
旦那と私とそれぞれ自分を軸に、親兄弟、祖父母、叔父叔母、従兄弟、甥姪・・・などなど
かなり広範囲にわたって家族構成や病気の有無、すでに亡くなっている場合は
何歳まで生きていたか、死因などを聞かれます。

私の家系、気づいてはいたけどみんな長生きしているし目立った病気もないし
病気で亡くなったとはいえ、長生きした上での病気だから基本は健康そのもの、という感じ。
一方旦那のほうは、早くして亡くなっていたり、ガンや脳梗塞など色んな病名が出てきて
私の家族とは正反対でした。
日ごろかかわりのあるのは両親や近い親戚ばかりだから、身近で起きることは知っているけれど
なかなか全体を考える機会が無いけれど改めてそんな事を感じた日になりました。

結果は1ヵ月後。一体これで何がわかるのさ・・・。

でも先生が言ってたのは、旦那の男性不妊の数値ならば、
不妊治療をはじめてすぐに本来はこの先生のところに送られてくる。
なぜ3回もトライしてから今、くることになったのかちょっと理解が難しいとのこと。
先生いわく、問題がわかれば無駄に不妊治療にお金も時間もつぎ込むことは無いのよ、と。

一体この治療で何がわかるんだろう、何か問題があったらどうするんだろう?
「もう子供はあきらめてください」みたいな結論とか出ちゃうのだろうか・・・?
悶々としたまま終わりました。とりあえずやれることはやらないとね。

そうそう、旦那の親友、ネットで出会って、数ヶ月で結婚した2人。
厳格な信仰のある奥さんは、結婚(入籍)するまで体の関係はもてないとのこと。
そのために結婚を急いだよね?と疑ってしまう結婚でした。
11月に結婚して、その次の夏にパーティーをしたのですが、
パーティの時にはすでに妊娠中。来年の2月に生まれるんだって。
来年の2月といえば、この間3回目の顕微授精が上手く言っていれば
2月が出産予定だったんだーと思い出しました。
あのときの卵ちゃんは私たちじゃなくてその夫婦を選んだのかなー。
軽く計算しても半年以内に出来てることになりますね。
何年も頑張って欲しいって思っている私たちのところには出来ないのに。

さて、そんな落ち込みにさらに輪をかけるような出来事が。
学生時代の同級生が久々に連絡をくれました。
もしかしたら出張でドイツに行くかも!とのこと。
ここ数年連絡が途切れていたのですが久々のコンタクトとなりました。
彼女は結婚は私より5年ぐらい早かったかなー、子供が年子で2人います。
上の子が来年小学生、まだまだ2人とも小さいけどバリバリ働いています。
おまけに海外出張まで・・・すごいなあー、と感心していたら
旦那さんは単身赴任で月に1,2回しか帰ってこないし、
上の子は小学校を受験するらしく、現在お受験ママだそう。
シッターさんを使いながら何とかやってるのよーってメールでした。
すごい、すごい、学生時代の彼女からは想像がつかないけど
バリバリ仕事して、子育てして・・・、なんかそんな彼女の近況を聞いたら逆に暗くなっちゃいました。
私は一体何してるんだろ・・・って。
なんか何も頑張ってないなーと。これはかなーり落ち込みました。ってか落ち込んでます。

私も子育てに忙しい日々とか体験したい。
目の回るような忙しさとか体験したい。

周りのみんなは2人ぐらい子供生んで、2人の子育てもひと段落して社会復帰しています、
復帰どころかお休みすら入ってない出遅れ組。
遅くてもいいから、彼女達を追いかけたいなー。

実は今日、私が1回目の顕微授精で判定日を待たずして生理が来てしまって
家で一人泣いているときに「妊娠したの」とSMSを送って来た同僚が
会社に生後間もない赤ちゃんを連れてくると言っていた日でした。
私は出張で不在です、わざと出張になったわけではないけれど、
彼女のことは大好きだし、出産もおめでたいし赤ちゃんも見たいけど
ちょっと色々続いているので、今日は赤ちゃんに会いたくなかったんですよね。
同僚にも赤ちゃんにも何も罪も無いけれど、会いたくなかった。
こんな自分じゃ駄目ですね。








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miyabi

Author:miyabi
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2007年春からドイツ暮らし。
ドイツ人夫と2015年に産まれた娘と3人暮らしです。物を持ちすぎないシンプルな生活を目指しています。お掃除、整理整頓が大好き。
ドイツの生活、仕事、子育てや旦那家族との関わりなど日々感じたことを綴っています。

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