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☆義理パパの介護がはじまりました

Category : 日々の暮らし

ここでは触れていませんでしたが、実はずっと入院していた旦那のパパが5月に自宅に戻ってきてママが在宅介護をしています。いわゆる老々介護です。パパはほぼ寝たきり、介助して何とか動けるという状態です。

この辺のことは色々あってどうしてもネガティブなことになってしまうので詳しくは触れませんが、旦那は一人っ子で、実家から車で10分のところに住む私たち、もちろん何もないわけはなく、色々なことが勃発しています。

パパを家に連れて帰りたいと言ったのはママ。病院の対応が気に入らないのと、長年連れ添ったパパと別々に過ごすのは寂しいとのこと。旦那は「ママがそういうなら・・・」という感じ、そして私は反対しました。家で介護をするなんて簡単なことではありません。私の実の母が介護の仕事を長年しているのでよく話も聞いていたし、ママは完全に私たち家族に頼ることを前提にしている。旦那は出張で不在が多いし、私は今は育児休暇だけれど小さな子供を抱えて手伝えることも限られているし、普通に考えて無理だろうと思ったので反対しましたが、一番のよそ者(嫁=私)が反対し、まるで私は悪者状態・・・。結局、ママの希望でパパが戻ってきました。

パパが家に戻ってから色んなことが起きています。私も旦那もしょっちゅう実家に行っています。ママは介護に疲れていつもイライラしています。ママと旦那の喧嘩もしょっちゅう。いつまでもつのやら・・・という感じです。

慣れない介護、そしてパパが少し痴呆が入ったこともあり、ママは本当に疲れています。「こんなはずじゃなかった、家に戻ったらパパは元気になると思っていた」と、ほんと楽天的なママ。だからこそ余計に、理想と現実の違いに滅入っているようです。私からしたら、すべて「想定の範囲」なんですけれど、一番の当事者であるママが一番何も考えてなかったという・・・。

さて、そんないっぱいいっぱいの状態なのに、いろいろと突っ込みどころの多い日々。

実家は1階が玄関、バスルーム、ベッドルーム、2階がリビング、キッチン、お庭など、生活のメインは2階なのですがパパがもう歩けないので、生活の中心が1階となりました。ママは2階のキッチンで作ったお料理を1階に運びます。

そんな生活なのに、「ご飯食べにいらっしゃい」とよく言われます。無理しなくていいから、とやんわり断っても全く聞かず。いつも疲れた、疲れたっていうし、そんな食事を作る時間があるなら休んだらいいのに、と思うんですけどね。

1階に小さなテーブルがありそこで食事をするのですが、大人4人が食事をするような大きさのテーブルではありません。お皿を4枚も置いたらもういっぱいです。

そんな状況なのに、、、、コーヒーカップはかならずソーサー付きでないといけないし、食器もちゃんと使います。ナイフ・フォークもしっかり準備。その都度1階と2階を食器や食事を持って移動します。小さなテーブルの上には置く場所がありません。取り皿ぐらいの小さなお皿(コーヒーのソーサーが最適!)でよくない?と思うし、フォークだけで食べれるように盛り付けの前に小さく切ったら?とか、もう本当に私からすると突っ込みどころ満載なのですが、こんなにいっぱいいっぱいの生活でもそこにはこだわるママ。

先日、庭の草が伸びているから芝刈りをしてほしいとの依頼。こんな介護の日々なのでお庭に出ることもないし、多少草が伸びていても誰もわかりません。裏は畑だし誰の目にも触れないお庭。このお庭の芝刈りをいつするかで旦那とママが言い合いしてました。っていうか、っていうか、1日2日を争うようなことでもないし草ぐらいもう今はどうでもよくない?どうやらあまり伸ばすと次に刈るときが大変なんだとか。

パパとママの友達が遊びに来るようでママがケーキを焼くんだと張り切っていました。お天気もいいからちょっと玄関の外にテーブルと椅子を置いて外で食べたいんだとのこと。まあそこまでは構わないのですが、「お友達の手前、車いすなんて嫌だから、この椅子にパパを座らせたいの!」と椅子登場。ベッドから車いすへの移動も支えて何とか、というぐらい大変な状況なのに、この期に及んで椅子にこだわるか?車いすでよくないか?

などなど、なんなんでしょうかね、「ええかっこしい」というのでしょうか、でも食器とかコーヒーソーサー等は別に「ええ格好」とかではなくて、もう長年の習慣なんでしょうかね。

覚えておられますか?旦那が3月に引っ越しパーティー兼、誕生日会をするときに、紙やプラスチックのお皿やコップを頑なに嫌がったこと。これも、そういうところから来ているのかな、とママやパパを見ているとすごく感じます。

そして私が「え?」って思ういろんな事を様子を見てママに言ったりするのですが、まったくわかってもらえません・・・。

ということで、今まで時折登場していた義理両親とのネタはあまり出てきていませんが、実際の生活はここに書けないぐらいいろんなことが起きてますー。

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Comment

No title

お気持ち分かります。本当に深刻でネガティブなことはあまりブログには書けませんよね。
私の義母が難病なのですが、今年から歩行器でも歩けなくなったので、ついに車椅子になり、介護デビューしました。義父はまだ働いていることもあり、義母は平日の日中は老人ホームに滞在(デイケア)しています。まだ56歳なので、若い子扱いされて楽しんではいるのですが、時々嫌になって騒いで仕事中の義父に迎えに来させたりと大変です。家もバリアフリーに改装をするように勧めていますが、変化を一番嫌がるので多分無理です><
また、先日亡くなった義祖父の場合は、義祖母と離れたくなかったので、老人ホームに追加ベッド分を支払って一緒に入居していました。義祖母はまだ元気だし、家も徒歩20分くらいだしで、歩いて帰ったり、近所の息子夫婦(大抵は伯母さん)に車で迎えに来てもらったりで自由に家と行き来していました。
家での老々介護は後々共倒れになると思うので(特に大きなドイツ人男性を素人の女性が一人で介護するのは難しいと思います。動けなくなると、徐々に体重も増えるし・・・)、Miyabiさんのお義父さんに老人ホームに入ってもらって、追加ベッドでお義母さんも一緒の部屋をキープして、日中は自由に家に帰ってお友達と会ったり、というのはどうでしょうか?
うちの義祖母は結局ホームがすっかり気に入って、義祖父が亡くなった後も住み続けるそう。3食付きだし、元気な入居者にはレクリエーションも盛んだし交流も出来て、エンジョイしています。家の様子が気になったり、買い物をしたくなったら、普通に外出できますし。
また、ママ友の痴呆&アルツハイマーのお父様の場合は、自宅での介護で、住み込みで24時間対応のヘルパーさんに来てもらっていました。その場合は3か月で違う人に代わってもらわないといけないそうですが、ポーランド人男性のヘルパーさん(ドイツ人ヘルパーさんより安く、男性は力持ち)にいつもお願いしていたそうです。
やっぱりこのままじゃ、Miyabiさんのお義母さんとMiyabiさんご家族との関係が悪くなりそうで心配です。長文失礼しました。

miyabiさん、小さいお子さんもいらっしゃるのに、大変ですね。
実は、私も介護の仕事をしています。そして父は重度の認知症で、今は入院中で寝たきりです。母も施設に入所してます。
父がまだ軽度の頃は、両親は二人暮しの老々介護で、私がほぼ毎日、通ってました。(やはり実家は車で10分の距離です)
母は娘には迷惑はかけないで頑張る、と言ってましたが、やはり父の認知症が進むと無理で、遠方で看護師をしている姉が、二人をそれぞれの施設へ入所させました。私も、もう無理かな?と思ってたので、反対しませんでした。
母も、身体が弱いので一人暮らしは無理でしたしね。

でも、その姉が両親が出た実家に引っ越してきてから、寝たきりの父を在宅で介護する、と言い出しました。やはり病院に不満があるからだそうです。
看護師なので、ある程度の医療行為も医師の承諾があればできますから。でも、母と姉は気が合わないので、母は遠方の施設のままです。我が家も、事情があり母は引き取れません。母は父が落ちついたら自分も家に帰れる、と思ってるかも…
でも、姉とケンカするより施設にいた方が気楽だと思ってるかな?私はまだ本心は聞いてないですけどね。
母も軽度の認知症ですし。

トコトン話し合いができればいいのですが、実の親子、姉妹でもなかなか難しいです。
ましてmiyabiさんは、海外で義理親ですよね。
介護は、頑張って無理してまでしなくて良いですよ。
そちらの介護事情は、良くわかりませんが、使える介護サービスがあるならどんどん利用することも有り!ですよ!そして、ストレスは、どんどん吐き出しましょう!お嬢ちゃまの育児のためにもね!

長々とごめんなさいね。

☆Sutekidoitsuさん

ありがとうございます。私たちの家族が壊れてしまわないように本当に気を付けなければいけないなと思います。ママはパパを「家」で看取ることが何よりもの願いらしく、老人ホームはじめ何らかの施設に入ることはまったくもって考えていません。24時間つきっきりの住み込みヘルパーの場合、ポーランド人等であってもかなり高いらしくて、年金ではそこまでまかなえず・・・というのが現状です。いろいろ一人ではできないことが出てきて、私らに今すぐきて手伝って!と依頼があってでも私たちも常に時間があるわけではない、その感覚のずれみたいなのでよくママが怒ってきます。近いからこその愚痴ですよね、もうちょっと遠ければそんなにすぐにはいけないというのがわかると思うのですが・・・。共倒れになったら本当にどうするんだろう、と正直恐怖でもあります。ママは勝手にパパの寿命をあと半年ぐらいっていうのですが、別にそんなことをお医者さんに言われたわけでもありません。寝たきりではありますがよく食べるし、その辺はまだまだ元気なんですよね。これからどうなるのか・・・・考えると正直暗くなってしまいます・・・。

☆モエさん

心強いお姉さまですね。そしてモエさんのご両親は娘さんが2人もいて心強いですね。ほんと、旦那の家族に娘が一人でもいればもっとママにピシっと言ってくれてママもそれを聞くのではないかと思うんです。もしくは気の強いドイツ人のお嫁さんでもいいぐらいです(笑)。

やはりこんなことを言うのは何ですが、旦那(男性)は細かいことまでわかってないんですよね、パパが帰ってきたらどうなるかとか容易に想像がつくようなことも気が回らない、だからママに強く言えない。ママのいうことはかなえてあげたいという旦那なりのやさしさなのかもしれませんが、私からしたら旦那もそしてママも考えが浅はかで・・・。

私は主に買い物などを請け負っていますが、正直娘を連れて買い物に行くのも大変だし、時間を見つけてちょこちょこ買い物をしていますが、夏になると車に置いておくわけにもいかず、その都度家に持って入って・・・と一人だったら楽なことが娘がいると大変です。今はネットでも買い物ができる時代だし、それを使うように言ってもネットが使えないとかそういうことよりも「あなたたち、そんなことすらやってくれないの?」と言い出す始末。実家に滞在する時間以上に、買い物とか頼まれごととかそういう時間もかかっていて、私たちの生活も結構振り回されています。

近すぎるのが問題ですね・・・。もうちょっと遠ければ・・・・、近いから来ないと怒るし、近いから来ることを期待するし、10分だから「今すぐに来て!」とか言ってきますよ。行けなかったら怒るというか拗ねるというか・・・。まだ2か月程度ですが、今後長引くようであれば色々と譲歩してもらわないといけないこともあるし、話し合っていかなければという感じです・・・。

No title

う~ん、お義母様と旦那様の介護への認識が甘そうで、そのしわ寄せが日中家にいるMiyabiさんに行くという感じで心配です。そのうち、どちらともと険悪になっちゃいそうで><
動けなくなって食欲旺盛と言う場合、あっという間に体重が10kgから20kgほど増えるので(私の義母は60kg台から80kg台に、義祖父は80kg台から100kg台になりました。。。)、そこを強調してお義母様の説得を試みる、というのはいかがでしょうか?特に、食欲旺盛ということは生命力も十分あるということだし、うちの義祖父も動けなくなってから2年半生きましたし。。。
義祖父の場合、動けなくなってからホームに入るというのは、徒歩5分の近所に住んでいた伯父さん伯母さん夫婦が断固主張したそうです。伯母さんは専業主婦で子供も独立しているので、買い物や洗濯などは心良くしていたそうですが、頼られ過ぎて関係が悪くなるのを見越して、強くホームを主張したそうな。ここはMiyabiさんもドイツ人女性のように、あまりあてにされても困ると、強く立場を主張すべきだと思います。
ちなみに、ママ友の場合は一人娘で、両親の年金も少なかったそうですが、ご自分が大手の弁護士さんで稼ぐ方だったこともあり、追加で支払っていたそうです。でもでも、自宅介護でお父様の為に住み込みヘルパーさんを雇っていましたが、彼女のお母様の方が介護疲れか先に弱り、風邪をこじらせて肺炎になり先に亡くなったので、結局老人ホームに入れたそうです><
ちなみに、うちの義母も介護になって大変ですが、私は遠方の子持ちで全く頼りにされていないので関係は良好です。夫の弟がシングルで身軽だしで、いざという時に当てにされている感じです。でも、まだ義母は50代で若いし、この先どうなるかが怖いんですが、私はドイツ人化して義父に強く考えを主張しようと思っています。義父とは色々あって、結構ちゃんと本音で言えるようになったので気が楽です。おかげで、私が普通に友好的に義両親に接するだけで、夫も義両親も感謝してくれるようになりました。



☆Sutekidoitsuさん

とりあえず少し様子を見る感じですかね・・・。大変だってのも始まってやっとわかったママですからね・・・。介護が始まってかなり大変で私たちもかなり影響を受け、その後ちょっとなれたっていう段階ですかね、今は。呼び出しの回数がこのところ少し減っています。もちろん頻繁にはいってますけどね。ほんと遠方の子持ちがうらやましいです(笑)。
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miyabi

Author:miyabi
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2007年春からドイツ暮らし。
ドイツ人夫と2015年に産まれた娘と3人暮らしです。物を持ちすぎないシンプルな生活を目指しています。お掃除、整理整頓が大好き。
ドイツの生活、仕事、子育てや旦那家族との関わりなど日々感じたことを綴っています。

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