☆義父との時間

Category : 日々の暮らし

みなさんコメントありがとうございます。

私に今、降りかかっていることがいつか自分に起きたらどうしよう・・・と改めてご自身のことを考えたという方が多く、私の今回のことをきっかけに家族と話してみます、というような方もいらっしゃって、ちょっとでも何かのきっかけになったのであればよかったです。

コメントで「旦那さんの出張を切り上げてもらうとかできないのですか?」って皆さん心配してくださるのですが、もちろん私も一番に旦那に言いました。日中は仕事しててもいいから夜だけでも泊まってくれないか?と、でも私も感じてはいましたが今とても忙しそうにしていて、もし休むと余計に大変なことになるような状況で、また仕事の内容的にお客様のところに行って仕事をするので(なので出張が多い)、お客様に迷惑をかけない金曜日だけは同僚に事情を説明してほぼ働いていません。

今は最低限、パパの施設のこととか電話で出来ることを仕事の合間にやってもらっています。パパの施設とも話が進んでいて、明日木曜日か金曜日にはパパを受け入れる準備ができます、とのこと。お医者さんの書類は旦那と施設の方がやりとりして手配してくれたので明日、私がピックアップしに行きます。(スムーズに話が通っていて、すぐにピックアップできますように!)

木曜日のお昼前にママが帰ってきます。できれば、できればもう木曜日にママが帰ってくる前にパパを施設に入れたい!というのは私の思い。もしパパが金曜日に入所することになったらママはパパと家で最後に1泊二人で過ごせます。本当ならそこの気持ちを汲んであげたい。ママなら絶対そう希望するはず。きっとパパはもう帰ってくることができないだろうし、家で過ごす最後の夜、ママと一緒に過ごせたらきっとママもパパも幸せでしょう。

木曜日、ママが帰る前にパパが施設に行くか、ママが帰ってきてから一晩二人で過ごしてから金曜日に入所するか、私の中でももうどっちにしたらいいのかわからない。たとえママが先に帰ってきたとしてももうあと1日。ヘルパーさんにあれやこれや言ってヒートアップしたとしてもせいぜい2回程度の話。だったらもういいのかな・・・とも。

木曜日にするか金曜日にするかの選択権限は私たちにはなく施設側が輸送も含めてアレンジしてくれているのでその出た結果に従います。そこでどっちの日がいいとか言い出したらまた先延ばしになっても嫌なので。ママが変にこの手配に介入していないことを祈ります。

私と娘は日曜、月曜の夜と2日間パパのところに泊まり込み、それが水曜の夜まで4泊続く予定でした。私と娘が泊まり込んだ最初の2泊、私は全く寝れず火曜日の日中、本当にしんどかったんです。寝れないのは狭いシングルベッドで娘と寝ていることもあり、夜中ずっとおっぱいを離さないので移動することも出来ず、娘が寝返りするとベッドの淵?があたるのでそこにガードするようにクッションを置いてそれが余計にベッドを狭くしていて本当に寝る場所がない!

日中は実家と家と友達のところにいる娘の送迎で車によく乗るし、加えて買い物もあったりで移動ばかり。運転している最中に一瞬「今どこに向かってるんだっけ?」とぼーっとした瞬間があって、ちょっとこれはやばい!と感じました。もしまた3日目も寝れなけば車を運転するのも怖いし、パパのところに行けなくなっては大変だし、ここは大事を取って3日目は家で寝ることにしました。

パパのことは心配だけれど、夜中は普通に寝ているだけだし夜ご飯もしっかり食べたし、水分も取ったし、ヘルパーさんも夜来てくれるし、私と娘は家に帰って寝て、翌朝早くに実家に行きました。今までは夜はパパの夕食後に一旦家に帰って、娘と私のシャワーや寝る準備をしてからもう一度実家に行っていました。娘は友達のところで夕食まで食べてきていたので車の移動がちょうど娘の寝かしつけになってました。でも暗い中運転するのも怖かったし、実際のところ実家に泊まっていても夜中パパのところを何度も見に行っているわけでもなかったし、寝泊まりする必要はあるんだろうか?という疑問もありました。

翌朝7時頃に行きましたがパパは大丈夫でした。ホッ。一人にして申し訳ないけれど、今はパパのことよりも自分のことが大切。ここで私が倒れたら元も子もないので。もちろん旦那には正直に伝えて了承をもらっています。ママには口が裂けても言えないけど。

もし何かあったらどうしよう、いなかった夜に限ってパパに何かあったら・・・とそればっかり気になりました。だから翌朝、パパがちゃんといつも通りだったのを見て心底安心しました。

寝たきりのパパは痴呆も入っていて、話すほどの元気もなくこちらが言うことも聞こえていないときもあり、コミュニケーションは一方通行のことが多いのですが、時々よく話すこともあります。

飲み物も食べ物もそれがどんなものであれすべてのものに「甘さ」が必要なパパ。味覚がどこまではっきりしているのかわからないものの、「甘さが足りない」とよく言われます。パパが発する言葉の9割は「甘さが足りない」のような気がします(笑)

気に入って食べてくれている中華風の雑炊に「甘さが足りない」と言われ、もうそう言うならと思って砂糖を入れました。飲み物もなんでも砂糖を入れます。こんなに糖分を取ったらだめだと思うけれど・・・入れたふりをして気づかれないこともあるけれど、なんかそれもパパを騙している気がして、最近は仕方なく入れています。そしたらいつもいつも「甘さが足りない」というパパが今日初めて「十分甘い」と言ったのです。それがおかしくて「初めて甘いって言ったよねー」と言ったらパパも笑ってくれて、久々に一緒に笑えました。

そしてパパが「○○が廊下にあったんだけど」と。何が廊下にあったのかは理解できず。でも聞き返さず、「そうなんだ、私は見なかったよ、パパは見たの?」と言ったら「見たよ」と。「じゃあ次通ったとき見てみるね、パパはいつ見たの?」「今日」「そっかー、じゃあ後で見てみるね」「うん」と今までにない長い会話が出来ました。

ママはこういう時「何言ってるのよ」って言うだろうし、旦那は「そんなの無いよ、どこの廊下でみたの?」って言いそうだな。でもそうやって言い返したら「もういい」みたいな雰囲気で黙り込むパパも見てきたので、否定せず会話してみたら続きました。何が正しいのかわからないけれど、私はもうそれでいいと思ってます。

「美味しい?」と聞いたら「まあまあ」って言ったのにめっちゃ食べてくれたり、「お腹空いてる?」と聞いて「あまり」という割にはめっちゃ食べたり。

パパはママがいないこともわかっているようなわかっていないような。時々「どこに行ったの?いつ帰ってくるの?」と聞いてくるけれど、何度答えてもまた同じ質問が続きます。

パパは1日中ずっとベッドにいて私や娘が泊まり込んで、日中は時々顔を見せて、ヘルパーさんが1日2回来てくれて、テレビは見たくないというので音もなくただ淡々と1日が過ぎていく。そんな日々をパパはどう思っているのか?時々やってくるアジア人の義理の娘のことをパパはどう思っているのか?「また変なオリエンタルなご飯もってきたなー」とか思ってるだろうか。

パパと出会ってから10年近く、元気だったパパもよく覚えているし、いつも私にいろんなことを説明してくれたパパ。でもその言い方とかパパの使う単語がさっぱりわからなくて何度説明を聞いても理解できなかった私。そのたびに言葉を変えて説明してくれるんだけれど、余計にややこしい説明になり、ママや旦那から横やりが入ってばかり。それでも懲りずにいつも説明してくれたなー。

なんか色々考えてたらジーンとしてしまうけれど、ママや旦那にはもっともっとたくさんの思い出もあるし、何より家族という絆もあるし、こんなパパを見るのはもっともっと辛いだろう。

ましてや50年近く連れ添ったママの気持ちなんて、10年そこらのしかも義理の娘には計り知れない気持ちのはず。だからママの気持ちもわからなくはない。こんなにもママから愛されて、きっとパパもママを愛していてずっとずっと一緒に、どちらかが最期を迎えるまで寄り添って思い合っている二人を見ていると「夫婦」ってこうあるべきなんだろうな、と。

パパが施設に入ったらまたママのパパに尽くしまくる連日の訪問が始まることでしょう。できればパパに会いたいという気持ちだけで訪問してほしい。そこで施設の人のやり方とかを横からやいのやいの言うようなことはやめたほうがいい。「施設が気にいらない」とか言ってまた家で引き取るとか言い出しかねないし。

「施設」と書いてきましたが、パパの入所先は「ホスピス」です。ママが最後はパパを楽にしてあげたい、病院ではなく「終末期ケア」に重点を置いた場所で最期を迎えさせてあげたいという気持ちがあったのと、金銭的にも通常の介護施設よりも安くつくとのこと(←ここはママの話をさらっと聞いただけなので詳しくはわかりません)。

そういうママの気持ちは理解するし、私も旦那も賛成です。だからこそそういう決断をしたのだから、パパだけでなくママ自身も介護のやり方を指摘したりピリピリせずに暖かい目で見守ってもらいたいものです。

きっと私もパパを訪ねてホスピスに行くこともあるだろうし、そこがどういうところなのかその辺もまた報告しますね。















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miyabi

Author:miyabi
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2007年春からドイツ暮らし。
ドイツ人夫と2015年に産まれた娘と3人暮らしです。物を持ちすぎないシンプルな生活を目指しています。お掃除、整理整頓が大好き。
ドイツの生活、仕事、子育てや旦那家族との関わりなど日々感じたことを綴っています。

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