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☆言うんじゃなかった・・・

Category : 日々の暮らし

今日はほんの一瞬ママの病院に行ってきました。昨日、検査のために全身麻酔をしたようで疲れているとのこと。ちょっとボーっとした感じでした。

ママの状態は、今後治療を望むのであれば別の大きな病院に行く必要があります。ママは検査の結果は聞いて先生の見解は聞くものの、完治するわけでないならば手術をしたりは望んでないとのこと。とりあえず今は早急に何をするというわけではないし、歩いたり自分のことはできるのでもう退院許可が出たんだそうです。

ちょ、ちょっと待ってくれーーーー!(私の心の声)

今ママに帰ってこられては困る。まだパパも家にいるし、今はあっちこっちの移動は大変だけれどママは少なくとも病院にいるからパパのことを最低限していればいいけれど、ママが帰ってきても当面は私が手伝う必要があるのであれば(いや絶対手伝わされるだろう)、正直言ってママがいないほうがよっぽど楽。だって横から色々言われるのが目に見えてるし。

とりあえずママもまだ本調子ではないのであと2日間入院して木曜には退院すると本人は言っています。とりあえずホッとしました。

パパのことを色々聞かれたので

身体が痛いと言ってヘルパーさんが着替えさせるのを拒んでヘルパーもお手上げ。昨日の朝のヘルパーさんはあきらめて「夜に着替えさせるね」とのことだったけど夜もやっぱり痛がって無理だった。だからヘルパーさんが着替えやすいようにパジャマを切っていいか?って聞いてきたので「いいですよ」と伝えたわよ、と。

ってまるで私とヘルパーが話したような感じですが、実際は置き手紙でのやり取りです、ママには内緒です。

パパは完全に寝たきりで自分で身体はほとんど動かせません。前に骨折した肩のあたりが痛くて触ると大きな声で叫んだりします。「いやだ」という言葉だけはやたらとしっかり発します。そりゃ本人がそこまで嫌がって痛がったらヘルパーさんも止めざるを得ないでしょうし。

しかもママが用意しているパジャマは長袖Tシャツ。頭からかぶるタイプのです。普通、前開きのパジャマとかであるはずですよね!!だからヘルパーさんが切りたいというのも私はわかる。もう今から前開きを買いに行く余裕もないし、もう別に構わないと思って私は許可をしたんですけど、その話を一応ママにしたら・・・

「もーー、だから嫌なのよ!横でママが見ていないと!切る必要なんかない!ヘルパーが手抜きしたいだけだ!ヘルパーは誰?○○じゃないでしょ?彼ならできるのに!何よもう!ちゃんとやれば絶対できるのに!もし切るとしたら前を切ってほしいけど、ヘルパーは絶対後ろを切るはず(病院着も後ろ開きですよね、出産のとき着ました)。後ろなんて切られたらパパが汗をかいたりしたらパジャマがないと汗が直接ベッドに触れるし、防水ベッドだからパパが気持ち悪いに決まってる!なんで切るのよ!」って激怒・・・。

さっきまでの弱弱しいママはどこに行った?というほど怖い顔して声を張り上げて怒ってました。

「パパを横に向ける時、ちゃんとヘルパーはあの丸いクッションを背中に置いてるか?」とか聞いてきたので、「そんな一部始終は見てないわよ」と答えたら、「ダメダメ、ちゃんとあのクッションを使わないとパパが痛い思いをするからかわいそうなのよ、もーほんと駄目ね、だからママが横にいないといけないのよ!」

とのこと。「そんなことばかりやってるから倒れたのよ」ってもう喉元まで出かけましたけど、言いませんでした。

パパの施設の話も進んでいるので、準備さえ整えばもうすぐ入れそうだし、もうあと少しと思ったらママの言いたいことを言わせておこう。

もともとパパの施設についてはママは事前には調べていたようでそこの担当者とも顔見知りになっていたようです。いつか必要になったらここにしたい、というような感じで思っていたそうです。ママが倒れたことで早急にパパの施設が必要だし、すぐにそこに入所することを進めていかなければなりません。ママは入院中だし麻酔もあってボーっとしてたりもするし、その担当者との連絡は旦那が取ることになりました。もちろんそれが正解。

なのに、今日からまたママが担当者に連絡すると言い出したらしい。そしてそれを旦那もじゃあママが連絡してねってことで手放したらしい。もーーーなんでそんなことするかな。なんで旦那がちゃんとやらないのよ!ママはまだ病院だし、自分が退院すると知ったらパパのことをまた看たいとか言い出しやしないかと私はちょっと恐れています。(この件は旦那を説得してママには言わずに、旦那から担当者に改めて連絡することになりました)

私が代わりに施設とのやり取りをやりたいぐらいです。言葉の問題がなければ「私がやる」と奪い取ってましたよ。言葉だけなら乗り切れたかもしれませんが、保険の話とかそういう諸々のことが関わってくるのでもうお手上げです・・・。

もうここまで来たら冷静な目で判断していかないと行けない。「もうちょっとパパと暮らしたい、面倒を見たい」とか、そういう気持ちもママにはあるだろうけれど、もうそれはママの勝手なる自己満足であって、かわいそうだけれど私はそれを受け入れることはできません。家族みんなを巻き添えにしてそれでも自分の意思を通すならばもうそれは私抜きで勝手にやってくれと思います。冷たいけれど私はそこまでできません。

そして旦那がそこにどっぷりハマってしまうならば、私と娘と旦那というこの家族は一体どうなるのか?もう最近ほとんど家族3人の時間がありません。ママとしてはママとパパも入れての「家族」だけれど、それは違う、私達3人がまず「家族」です。平日は出張でいないし、週末しかそもそも時間がないのに、それをママとパパのことだけで終わってしまって、また旦那は仕事に行く。ママのわがままが私たちの家族をつぶしかねないと思います。もちろんずっと続くことではないと思って今は乗り切るしかないと旦那とは言っていますし、変な話何もなかった時より話し合ったり考えを言い合ったりとかっこよく言えば絆が深まっている気もしますが、とはいっても旦那自身がパパやママとそんなきれいな線引きができないのがやはり実の家族なんですよね。

旦那は出張に行っているし、心配だろうけれど今は仕事に没頭できます。その分私がやらなければなりません。私も友達が色々サポートしてくれて何とかやっています。いつも娘の面倒を見てくれる友達が彼女の義理の妹が来てくれたからと娘も一緒に子供たち3人を外に連れ出してくれてアイスクリーム屋さんに行ったよ!と写真を送ってくれました。

旦那と私だけじゃないんです、こうやって私たちの周りの人まで手伝ってくれていて、それなのにママが自分の気持ちを通すつもりでいるならば、私はもう手伝いたくない。もう娘と当面日本に帰りますって逃げ出します。もちろんそうはいっても見捨てることは無いけれど、そんな気持ちです。

娘も毎日お友達と遊べて楽しいだろうけれど、絶対に感じているはず。毎日毎日お友達のところにいてママがいない。ママがいる時は車に乗ってばっかり。夜は違うところで寝る。おうちのおもちゃであまり遊んでいない。トトロをいっぱい見せてもらえる。気づかないわけは無いと思います。

あんなに毎日披露してくれた地団駄も踏まない。いや踏まないのではなくて私が踏ませてないのかな、とにかく今はぐずられても困るから娘の希望を通してあげているので。私がパパにご飯をあげている間はおとなしく一人で遊んでいます。今日は実家にある水性インクのマジックでお絵かきをしていたのですが履いてたレギンスにがっつりオレンジ色のペンで落書き。いつかやるかなと思って、実家に行くときはどうでもいい服でいつも行っていたのですが、もう今はそこまで考えてる余裕なし。えーーー!めっちゃ気に入ってた履きやすい(無印の)レギンスやったのにー!しかもこれからまだまだ履けるサイズやったのにー!「あーあ」とは言ったけれど怒れない。とりあえずつけ置きしてるけど水性ペンはなかなか取れないはず。

落ち着いたらいっぱい娘と遊んであげよう!公園行っていっぱい遊ぼう。

今日はほんの一瞬家に一緒に帰る時間があったので、ここ数日合間を見つけては準備していたチューリップの苗を一緒にベランダの鉢に植えました。そしてこれも買った子供用のじょうろで水やり。ピンクのスリッパもベランダ用に用意。今、スリッパとかサンダルとかを履くのが大好きなので喜んで履いていました。

DSC_6349.jpg

しっかりお水を遣って暖かくなればお花が咲くんだよ、ということを娘に見せてあげたくて、これだけは忙しくても娘と毎日水やりできたらなぁ、と思っています。






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Comment

精神力が

近況をはらはらしながら見ています。
みやびさんは 自分の気持ちをきちんと言葉にできる方なので読んでいる方も 
感情移入してしまいます。
ここまで来ると体力勝負というよりも精神力勝負のようで心配です。
お嬢さんとも 今が母子べったり出来る時間でもあるので
余計考えてしまいますよね。
せめてご主人の出張を 事情を説明して減らしてもらえるといいのですが。
ご自分のブログです。 どんどん書いてみやびさんの負担が少しでも軽くなりますように。

No title

ココ最近の記事を読んで、涙が出そうになりました。
義理家族との関係や介護はただでさえ大変なのに、それを外国でしてるなんて!
薄情なんて思わないで下さい!
周りに助けられているmiyabiさんはきっと素敵な人なんだと思います。

うちは義理家族からは離れた国に住んでいるのですが、旦那が一人っ子というのは同じで、人ごとには思えません。
旦那に、「あなたの両親、どちらかが倒れたり、両方が倒れた時の事考えてるの?」と聞いてみると「知らない。聞いた事がない。まだ元気なのに、病気になった時の事を聞くのはトリッキーだ。」という返事。毎週末話をするほど仲がいいのに、そういう重要な事は話しません。

私としてみれば、元気だからこそ聞くべき質問なのにと思ってしまいます。
正直、離れて住んでいるので直接助ける事はできません。金銭面でもこれから小さい子供たちを育てていく事を考えると、現実的に考えてそれほど援助もできません。
それは彼も、その両親も分かっているはずなのに、危機感がなさすぎて怒りを覚えます。
今のうちにダウンサイズするなり、車がなくても病院や買い物に行けるところにうつるべきなのに!!

No title

Miyabiさん、
普通でも難しい状況ですが、外国人嫁にとっては難しさ数倍超えのインパクトだと思います。誰もがいずれ迎える困難だからこそみんな進んでお手伝いしているのだと思います。私も心から応援しています。旦那様にとっては重荷をシェアできるご兄弟がいないのがお気の毒ですが、miyabiさんと気持ちの温度差があるのは当然です。おっしゃるように、まずはmiyabiさん達3人が「家族」であって、義両親はあくまで「義」ですもの、ぶっちゃけ。もちろん情はあるでしょうが、愛情とは違いますし、どちらかというと義務感を伴ったものではないでしょうか。それは夫婦でお互い様なことです。それに一家そろって落ち込んでしまっていては事が前に進みません。着々と業務をこなしていかないと。寝たきりの義父さんが施設に入れば少し楽になるかもしれません。とはいえ、一人っ子の旦那様にとってはmiyabiさんしか泣きつく相手がいないし、気持ちの温度差がある相手を慰めるのは結構難題ですが、自分のスタンスを守りつつ気持ちのサポートはしっかりしてあげてくださいね。応援しています。

☆くしぇるさん

一応、追加で入ってくれるヘルパーさんのあてはあって、何度かは頼んだんですよ。でももう要所要所でパパの確認をしたらいいとわかったら逆に誰かを頼むほうがもう面倒になってきて・・・。ほんとに切羽詰まってる時って、新しく頼んだりするのも結構厳しいですよね。いやーほんと大変でした(笑)

☆あいしゃさん

そうですね、精神力勝負ってところもありましたね。とりあえずパパがまだ家にいたときは体力勝負、そして今ここからは精神力勝負かもしれません。

☆ココさん

ほんとすべておっしゃる通り。ダウンサイジングをしておくべきだったし、あんなにいつもいつも電話したりあったりしてるんだから本当に大切なことは話しておくべきでしたよ。なかなか嫁の立場で家族の取り入ったことに頭はつっこめないし、旦那を
上手く操縦するしかないですよね。
そりゃ誰だってそういう話はしたくないですよね、もうそんな話をする必要もないぐらい義理両親たちがお金を貯めて自分たちの老人ホームとか予約しておくとかそういうことができていれば別ですけどね・・・。












☆ももさん

ほんとそうです、ももさんのおっしゃる通り。一人っ子の旦那は気持ちを分かち合える人がいなくて、ママは旦那しか頼る先がなくて・・・。みんなそれぞれ自分の立場があってみんな気持ちも違ってて・・・。私はそうですね、もう「やらなきゃ」っていう義務感ですね。自分が将来同じようになったときに私は旦那のことをここまでできるんだろうか・・・とほんと何度も思いました。
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miyabi

Author:miyabi
*
2007年春からドイツ暮らし。
ドイツ人夫と2015年に産まれた娘と3人暮らしです。物を持ちすぎないシンプルな生活を目指しています。お掃除、整理整頓が大好き。
ドイツの生活、仕事、子育てや旦那家族との関わりなど日々感じたことを綴っています。

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